学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

「ディズニーとファンタジー」にゲストをお招きしました。

この冬一番の寒さ、というニュースが流れます。卒論の季節です。提出した人、いま提出しようとしている人、カルチュラルスタディーズコースの4年生もがんばっています。

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さて、12月10日の「ディズニーとファンタジー」の授業に、アメリカ在住の研究者、氏家純子さんが来てくださいました。9日に日本にいらして、まだジェットラグも抜けきらないというか、本格的なジェットラグの違和感の始まる前の状態で、教室に来ていただきました。121211_081210.jpg

アメリカにいてディズニーについて思うことを自由に話してください、とお願いしてあったのですが、しっかり調査して、授業の準備をしてくださり、普段の授業とはまたちがう視点でディズニーという産業を見ることができました。

話題の中心はルーカス・フィルムのディズニー買収。異質なものが合併することに、アメリカではどのような反応があるのか、Internet memeの画像を紹介していただきながら、とても興味深いお話をしていただきました。ルーカス・ファンの作った合成写真にはクラスも笑いましたが、そのような方向からディズニーを見てみると、ディズニーの描いてきたものが、いかに特異なものであるかもよくわかります。『Brave』(邦訳は「メルダとおそろしの森」)のヒロイン像が従来と異なるのも、ピクサーとの合併の結果であるといった企業分析も、非常に刺激的でした。マーベル社も、大手テレビ局ABCも、ディズニー傘下にあり、ディズニーのアメリカにおける文化的かつ経済的影響力の大きさを知ることができます。

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「ディズニーとファンタジー」というテーマで、さまざまに考察を進めてきましたが、また新しい視点が加わりました。(伊藤淑子)

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