学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

カルスタ漫画・アニメ・ゲーム研究会「トワイライト」の活動報告⑳

新学期を迎えて、キャンパスが活気づいています。
トワイライトも今学期の活動を始動しました。

昨年度の活動の新しい報告が届きましたので、紹介します。

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 はじめまして、今回が初めての報告になります、トワイライトメンバーのSです。今回のトワイライトでは、前に見た『back to the feature』がトワイライトメンバー内で好評だったため、その続きである『back to the feature 2』を見ることにしました。

 『back to the feature』は様々な「変化」が面白い作品ですが、『back to the feature 2』は、「構成」が面白い作品のように思います。何故なら、前作を見ているからこその楽しみが張り巡らされていたように思うからです。例えば、マーティが未来に行ったときにビフの孫と繰り広げた追いかけっこは、前作でビフと繰り広げた追いかけっことよく似ています。未来にいってもビフの血縁者と追いかけっこをするのか!と、つい笑ってしまいました。これは、話の中で言葉として前作の話が出てくるのではなく、言葉としては語られず、視覚情報として出てくるからこのその面白さがあると思います。

 特に面白いのが、前作にはない伏線をあたかもあったかのように回収していく構成です。マーティはついさっきまで自分の両親をくっつけようとしていた時代のビフに会いに行くわけですから、ほとんど同じ時間の過去に飛ぶわけです。そこには両親をくっつけようと奮闘する自分もいます。両親をくっつけようとする自分と出会ってしまうと、未来が改変されてしまうので、過去の自分のことは避けなければなりません。新たなマーティが現れたことにより、過去の部分の物語構成は複雑になったかのように見えます。しかし、二つの物語は交差しているように見えて、「ありもしない伏線を回収」しているように『back to the feature 2』からの一方的なアプローチであるようにも考えられます。このように、『back to the feature 2』は物語構造の分析をしていくと面白いかもしれません。

 

 ここまで、『back to the feature 2』の物語構造の面白さを述べてきましたが、その他にも面白いと思える要素はあちこちにちりばめられていました。最後に、次回作をにおわせる演出があったので、トワイライトメンバー内で『back to the feature 3』も見たいね、と言っていたので機会があれば見たいと思います。

 初めての報告で読みづらい部分もあったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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トワイライトの活動は2017年度春学期は金曜日5時間目を中心に行われることになりました。
2号館6階で、映像を見て、話しあっています。自然体のディスカッションと情報交換がトワイライトの身上です。
コアなメンバーが活動を継続していますが、だれでも参加は自由、大歓迎とのことです。

週末の黄昏(=トワイライト)、今学期もconfortable and stimulatingな空間を作ってください。
                                       ♪伊藤淑子

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