人間科学科

認知心理学のテキストが出版されました

井関が執筆に参加している『最新認知心理学への招待-心の働きとしくみを探る-[改訂版]』という本が出版されました。
この本は認知心理学の概論書ですが,なぜ認知心理学においてある理論やモデルが主張できるのかについて,先行研究の知見に基づいてできる限りくわしく説明しているところに特色があります。
そこで,過去に行われた実験の内容やその背後にある論理をかなり具体的に紹介している部分が多くなります。
初級者よりも中級者くらいのレベルをねらったテキストですが,単に人間の認知のしくみはこうなっていますと説明されただけでは納得がいかない!という人にはぴったりの,じっくりと考えながら読める内容になっています。

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旧版は1993年に刊行され,長く名著として親しまれてきました。
しかし,出版から年数を経て次第に時代的な制約が気になるようになってきたようです(かつて授業で参考書として使っていたところ,10年以上前の本なのに最新なんですか,と学生につっこまれたことがあります)。
そこで,私を含め旧版の執筆には参加していなかった三名が加わることで,新たな話題を取り入れた改訂版を作ることになった次第です。
すでに定評のあるテキストの改訂版執筆にあとから加わることには気おくれもありましたが,何とか仕上げることができました。
認知心理学に興味があって,もっと深く知りたいと思っている人の手がかりになればと思っています。
(文責:井関龍太)