宗学コース

【智山研究室だより】水曜礼拝『法華経』「如来寿量品」読誦

平成27年10月28日（水）、「水曜礼拝」といわれる昼休みの時間帯を利用した時間に、大正大学礼拝堂において、智山コースに所属する三年生たちによる『法華経』「如来寿量品」読誦をいたしました。


これは智山派において真言宗の中興の祖・真言智山派と豊山派の派祖であります、興教大師覚鑁上人（一〇九五～一一四三）の遺徳をたたえるために読誦する経典とされてきました。もともとは「冬報恩講」という法要のなかで読誦する経典ですが、今回は法要すべて執り行うには時間の制約があるため経典のみを読誦いたしました。

 



智山派では古来より「智山声明長谷論義」と言われるように、声明に力をいれておりました。そのためこの「如来寿量品」の読誦にも独特な節回し、「博士」といわれるものが付されています。これを学生皆でお唱えするのを聞くと、なんともいえない情緒あふれる雰囲気に酔いしれてしまいます。まだご覧になられたいない方がおりました、是非機会がありました来年も行う予定ですので、ご覧頂けたら幸いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　智山コース副手　文責　関