学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

哲学・宗教文化コース

先生、質問です(4)

今回は、先生方の人生・生活に関する質問です。
 
質問
大学時代のことで印象に残っていること、逆に後悔していることは?
 
春本先生の回答:
卒業するまでの4年間に293単位取得しました。
国語・書道・宗教の教職免許、社会教育主事の資格、浄土宗少僧都・擬講の僧階単位を取得しました。
更に、体育会カヌー部に在籍し、副主将、国体2位、東京都カヌー選手権・全日本学生カヌー選手権・全日本カヌー選手権でそれぞれ優勝し、オリンピック強化選手となりました。
大学時代は忙しかったのが印象に残っていることです。
後悔していることは、あまり遊ばなかったことです。
例えば、もっとスキーに行けば良かった
(今なら、「スキー」ではなくて「スノーボード」でしょうか)、ゴルフや麻雀をしたかった、・・・、等々。
今でも口惜しい思いです。

800px-1Bregenzerache.jpgのサムネール画像補足説明ですが、現在、卒業に必要な最低単位数は、124です。
春本先生はその倍以上の授業をとったのです。
また、大正大学のカヌー部といえば、先日のアジア大会でも4年生の水本選手(↓)が金メダルを獲得しましたが、伝統的な強豪 
なのです。写真:Courtesy of F Böhringer
/other/report/report_01.html


星野先生の回答:
私の在学中、宗教学コース専攻の学生は各学年5人ぐらいしかいませんでした。
ですから1年生から4年生、それに大学院までお互いとても親しく付き合っていました。
いろいろありましたが、楽しい思い出が多いです。
その人たちから数人の学者がでましたが、みな亡くなってしまい、その意味では寂しい思いをしています。

 
司馬先生の回答:
恋愛の失敗(一人で祇園祭に行く寂しさ)、学生運動での怪我、鬱病体験・・・
暗いことばかりですが、それを受け留めれば、道は開けてくるはず、というメッセージのつもりです。
 
楽しい思い出、大変な思い出、いろいろありますが、先生方全員、
大学時代はいろいろなことに積極的にチャレンジしていらっしゃったのだとわかりました。
(教務主任)も、高校が女子校でひときわ単調だったこともあって、
大学では世界が一気に広がったというのが一番印象に残っていることです。
勉強でも、サークルや人間関係でも、社会経験でも、成功にしろ失敗にしろなんでも試すことができる自由な4年間でした。
「時間を戻して、大学生活をやり直してみたいですか」ときかれたら、
「いえ、もう結構です。確かに今ならあの時より賢く生きることができるかもしれないけど、
あの4年間はそれとは違うかけがえのなさがあるから」
と答えるでしょう。
後悔していることは、授業のノートをきちんと残しておけばよかったということ。
どんな授業だったか、自分が教師になった今、もう一度見てみたいと思います。
今は紙ではなく、電子データで残せるので、ノートの保存もやろうと思えば楽ですね。
少し前ですが、大正大学にも、「この授業のノート、宝物です」とノートを抱いて言ってきてくれた学生がいました。
「そんなばかな。授業なんて苦痛なだけでは」と思う人もいるかもしれませんが、
本当の話、学問にまっすぐ向き合うと、それに見合ったものが返ってくるものです。
この哲学・宗教文化コースで、一人でも多くの方にそんな体験を味わっていただけたら、私たちもうれしく思います。

  

質問:
最近起こった恥ずかしかったことは?
 
一転して、意表を突く質問ですが、先生方、いかがでしょうか?
 
星野先生の回答:
小さい恥はしばしばですね。
 
え、星野先生、たとえば???
 
 
司馬先生の回答:
最近、後頭部が薄くなってきたので、AGAに行こうかと思っています。
でも「うちは
30代専門です」と言われそうで、恥ずかしくて行けません。
どうしたらよいでしょうか。
 
え、司馬先生、お坊さんじゃなかったんですか?
若い時にお寺を継いだっておっしゃっていましたよね。
坊主頭になることをなぜ恐れるの? といいますか、今、坊主頭じゃないんですか?
 
実は、司馬先生のお寺は浄土真宗なのです。
浄土真宗のお坊さんは、開祖親鸞にならって、坊主頭にしないのが普通です。
おまけにロック・ミュージシャンですから。
(夏のブログをご覧ください↓)
 
春本先生の回答:
家内の誕生日(11)のプレゼントに指輪を買おうとデパートの女店員さんと話しをした時に、
何か恥ずかしかったな~。
 
え、春本先生、それ、「恥ずかしい」の意味が違いませんか? 
恥をかいた体験をきかれているんだと思うんですけれど。
 
なんだか、男性の先生方はみな、恥ずかしがり屋のようですね。
なかなか本当に恥ずかしいことを披露してくださいません。
しかたがないので、私の最近の恥ずかしい話を一つ。
 
先月、某先生のご長男の結婚式があり、披露宴にお招きいただいて都内随一とされるホテルに行きました。
さて、披露宴が終わった後のこと。
副手のMさんとOGのYさんに、
「先生、ホテルのパン屋に寄って行きませんか」
と声をかけられたと思ったのです。
すでに前のブログ記事からバレているかもしれませんが、
私は大の粉モノ好きなので、喜んで付いていったのです。450px-The_perfect_martini.jpg
そうしたら、着いたところは何と、パン屋ではなく「バー」でした。
「ホテルのバーに寄って行きませんか」
という誘いだったのです。 
 
一流ホテルで、カクテルを思い浮かべたお二人と、パンを思い浮かべた自分の落差にあぜんとしました。
いい歳して、なぜそこでパン屋だと思い込んでしまったのか…
とはいえ、何食わぬ顔でカクテルをいただき、帰宅したのですが、
あとで院生のT君に話したら
「先生、けっこう天然なんですね」
と言われてしまいました。。。
 
Masked-Dancers-in-Canoes.jpg
 
 カヌーはもともと北米~オセアニア由来の小舟。これは1912年に撮影された、北米先住民(インディアン)、クワキュートル族がカヌーに乗りながら冬祭りの舞を踊っているところ。ちょっとわかりにくいですが、ハチ、雷神鳥(サンダーバード)、灰色熊(グリズリーベア―)に扮した踊り子たちが写っています。Edward S. Curtis撮影
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