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宗教学専攻

子どもといのちの教育研究会 LESが開催されました

 12月8日(土)に、大正大学で子どもといのちの教育研究会の定期勉強会(LES)が行われました。演題は以下の通りです。

 

   ◆齋藤知明・としまコミュニティ大学マナビトゼミ

    「市民が提案するいのちの授業」

   ◆木津秀美(埼玉県富士見市教育相談室教育相談専門員)

    「子どもへの望ましい関わり方―2回の全市親子調査で分かったこと―」

 

 最初の発表では、齋藤がとしまコミュニティ大学マナビトゼミのみなさんと一緒に、6月からこのブログでお伝えしてきた、いのちの教育に関するゼミの経過と、先日の模擬授業の動画を説明し、市民が提案するいのちの授業の可能性と課題を報告しました。

 報告では、市民がいのちの授業を提案する利点として「子育てを経験した人も多く、赤ちゃんや子どもの接し方を知っている」「感想を書き留めるといった庶務を市民がこなすことにより、意見の共有を効率的におこなえる」といった点を挙げました。また、いのちの授業を通じて学校に関わる利点として、「出前授業であるため教師の負担が少ない」「地域住民と教師・児童生徒との距離が縮まるのではないか」といった点を挙げました。

 市民のみなさまにも一言ずつ感想や今後の課題について述べてもらい、その後、いのちの教育の専門家の先生から多くのご意見・ご指摘がありました。

市民の発表

 同研究会会長の近藤卓先生からは「いのちを子どもに伝えるのに赤ちゃんを用いる必要はあるのか」「小学生では赤ちゃんを抱かせるのに不安が多いのではないか」といったご意見がありました。次発表者である木津秀美先生からは「ぜひ行政と学校と市民が協力して、このような取り組みを行うべきである」と評価してもらいました。

質疑応答

 2人目の発表者として、富士見市で教育相談員を務めていて、しつけやピアサポートに関して多くの実績を持っていらっしゃる木津先生がご発表されました。発表では、どのようなしつけをすると子どもはいじめをしなくなるのか、どのような生活をすれば子どもが健全に成長するのかなど、親子のコミュニケーションを中心に説明されました。

 途中で、同行した教師や教育相談員のみなさん(そのなかには2人の大正大学の卒業生!)による子どもへのしつけに関する寸劇が披露されるなど、様々な手法で報告され、60分間があっという間に過ぎた気がします。

木津先生

寸劇

 質疑応答では、このような子どもに対するコミュニケーションは、決して親子だけの問題ではなく、教師-児童生徒、上司-部下などの関係にも適応できるのではないかとの意見などがあがりました。

 

 今回の勉強会には、研究者はもちろん、現場の教師、社会教育主事、教育相談員、市民、学生などいろいろな経歴や職歴を持っている方々が集まり、多角的に議論できたと思います。市民と協働することによって、新しい宗教学の可能性などを考えることができました。

 

<12月19日追記> 

 教職コースブログに、LESに参加した学生の感想を掲載しました。合わせてご覧ください。

 (文責・齋藤知明)

 

 

(この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)

大正大学宗教学会HP http://www.taisho-shukyogakkai.net/

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