カリキュラム

DEPARTMENT
1・2年次は、インド仏教や大乗仏教、中国仏教、日本の仏教をそれぞれ学びます。並行して、仏教典籍に用いられる漢文やサンスクリット語、チベット語、パーリ語などを学習。仏教学研究の基礎を築きます。そして3・4年次には、各人の興味に応じて思想系、美術・文化・教養系、現代社会系などを専門的に学び、卒業論文・卒業研究につなげます。
仏像彫刻は、仏教のなかでもとりわけ重要な文化です。「仏像研究」の講義では、各時代の仏像のつくり方や様式などを、破損した仏像を例に解説していきます。そして各時代の仏像に対する思い、仏師の考え方を知ったうえで、破損した仏像を実際に修復。作業に取り組むなかで、仏像の時代性や地域性を比較する力を身につけます。受講者全員が、それぞれ興味のある仏像を半年間担当することになるので、責任を持って取り組みましょう。
仏教の伝来から、近代までの日本の仏教について学びます。数多くの仏教者の厚い信仰により支えられ、伝えられてきた仏教は、日本人のものの考え方、行動の仕方に大きな影響を与えています。わたしたちは日頃ほとんど意識せずに、仏教に基盤をおいた文化の中に生きているのです。その日本の仏教に関する基礎的な知識を身につけ、理解を深めていきましょう。
学校、博物館、図書館、福祉現場などに就職するために必要な資格が取得できるよう、教育課程が編成されています。
中学校と高等学校の教員免許状を取得することができます。
(2022年4月現在)