学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

[基礎ゼミ] 古代を歩いて調べよう―龍角寺古墳群の見学―

 

見学風景.jpg

■2011年秋、1生対象の基礎ゼミナールⅡ(文化財・塚田准教授担当)では、「古代を歩いて調べよう」をテーマに、千葉県栄町の龍角寺古墳群と龍角寺跡の見学会をおこないました。

 

■上野からJRに揺られて1時間半、下総松崎の駅を下車し少し歩くと、高台の木立の中に点々と古墳が姿を現してきます。龍角寺古墳群は古墳時代の後期から終末期(6~7世紀)に造営された古墳群です。ゼミ生8人は古墳や石室を見学したり、埴輪の復元を見学したりしながら、地図を頼りに広大な古墳群のなかを歩いて調べ回りました。とくに一辺80mもある方墳、岩屋古墳の巨大さには圧倒されました(下写真)。調査中の岩屋古墳.JPG

 

■午後はお天気に恵まれた公園内でお弁当を食べてから、ちょうど房総のむらで開催されていた企画展「ムラの鍛冶屋の考古学」と常設展示を見学し、それぞれが興味を持つ古代の文化財のスケッチと記録作成に取り組みました。

 

さらに歩いて、仏教伝来後、関東地方では早い時期に建立された龍角寺跡を見学。ここには関東地方最古の仏頭もありますが、非公開なので写真だけを拝んできました。そこで記念写真を撮影し、帰路につきました。帰りにバス停のコンビニで買ったアイスがとても美味しかったようです。

 

本を読むだけでなく、自分の足で出向いて、自分の目で見て、歴史を考える。こうして興味を持ったそれぞれのテーマを、各自がゼミナールの授業で発表する。フィーCIMG龍角寺.jpgルドワークは文化財、とくに考古学の研究にとっては欠かすことができません。文化財は日本の各地に遺されていますので、休みの日を利用して、多くの遺跡や博物館に出かけて下さい。

 

なお、大正大学ホームページの「ざ☆チョイス」の学びのコーナーに「古墳時代の真実を探る」の動画がアップロードされていますので、こちらもぜひご覧下さい。

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