学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

夏休み中の発掘調査への参加

 夏休み中に、文化財・考古学コースの学生と史学専攻の大学院生が、各地で行われている発掘調査や出土品等整理作業に参加しました。

 今年の夏は例年にない猛暑や豪雨、台風の襲来がありましたが、その中で、各地の教育委員会、公益財団法人、発掘調査組織等の職員の皆様のご指導を受け、学生たちは貴重な経験を積むことができました。

初めて発掘調査に参加した学生も多く、教室のなかでは経験することのできない大変さと楽しさを、身をもって知ることができたようです。

初めて発掘調査に参加した12年生に感想を聞いてみました。

A1年生)「道具の名前や使い方など分からないことが多く、体力的にも辛く、辞めたいと思ったが、現場の方々の優しい対応で最後までやり遂げられた。これからしっかり勉強して知識を身につけたい。」

B1年生)「大学では先史時代を学んでいるが、中近世の遺構・遺物はまた違った面白みがあり、貴重な体験ができた。」

C1年生)「発掘現場では見学会や体験会が行われていて、その手伝いもした。子どもに何の土器か聞かれたときに答えられるようになりたいと思った。」

D2年生)「猛暑で体力的にきつい期間もあったが、職員さんの手慣れた作業や出土遺物を間近で見られたことは、忘れられない思い出になった。汗を流しながら現場でしか味わえない雰囲気を楽しめたことが一番良かった。」

E2年生)「最初は不安だったが、現場の方々が丁寧に教えてくださり、やり遂げることができた。土器などを実際に手に取ってみることができ、とても勉強になった。」

 お世話になった皆様に厚くお礼申し上げます。
 
 
 
 
     ① 東京都目黒区氷川遺跡の発掘調査           ② 長野県松本市松本城三の丸遺跡の発掘調査


 
 

     ③ 横浜市田谷町堤遺跡の発掘調査             ④ 千葉県船橋市取掛西貝塚の発掘調査


 

     ⑤ 福島県棚倉町赤館城跡の発掘調査              ⑥ 東京都日野市平山遺跡の発掘調査



 
⑦ 東京都八王子市龍見寺裏山地区遺跡の出土品等整理作業   ⑧ 埼玉古墳群鉄砲山古墳の出土品等整理作業



    ⑨ 東京都中央区所在遺跡の出土品等整理作業

 

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