学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

「埋蔵文化財専門職の仕事説明会」を開催しました

 去る1110日(土)、歴史学科と就職課との共催で、「埋蔵文化財専門職の仕事説明会-遺跡の保護とまちづくり-」を開催しました。こうした説明会は学科としても初めての試みです。
 文化財や考古学の学びを活かした仕事として、埋蔵文化財専門職がありますが、学生はその仕事の内容をよく知りません。そこで、埋蔵文化財専門職という大変重要で、魅力のある職業がどういったものかを知り、将来の進路候補の一つとして考えてもらうため、説明会を開催することとしたものです。



           配付された資料を読む学生


 埋蔵文化財とは「土地に埋蔵された文化財」のことで、埋蔵文化財包蔵地はほぼ遺跡と同じ意味で用いられます。埋蔵文化財専門職の仕事は、埋蔵文化財を中心とした文化財の保存と活用であり、それを通じて地域づくり、まちづくりに貢献することです。




                         講演中の様子


 今回の説明会では、大正大学のOBを含めた4人の現役の埋蔵文化財専門職の皆様を講師としてお招きし、それぞれの取り組んでいる仕事の内容、苦労や喜び、学生時代に身につけておくべきことなどをお話しいただきました。講演の題目と講師は次のとおりです。

① 「文化財担当職員の仕事~東吾妻町の埋蔵文化財事業~」群馬県東吾妻町教育委員会 吉田智哉さん

② 「市町村における埋蔵文化財行政の仕事~東京都西東京市の場合~」西東京市教育委員会 亀田直美さん

③「横浜市の埋蔵文化財保護の仕事」横浜市教育委員会 内海 遥さん

④「東京都埋蔵文化財センターの仕事」(公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センター 小西絵美さん

 参加者は、文化財・考古学コースや日本史コースの学生など58名でした。行政事務や発掘調査、史跡整備などの仕事について具体例を通してお話しいただき、学生たちも真剣に聴き入っていました。  



          講演を熱心に聞く参加者
 
 
 講演後の質疑応答では、学生から次のような質問がありました。

「実際に仕事に就いてみて、それまでに考えていたことと違ったと思ったことは何か。」
「話を聞いていてコミュニケーション能力が大切だと思ったが、その点について特に意識していることは何か。」
「仕事の魅力・やりがいは何か。」など。

                        質問する学生たち

         質疑応答の様子                   質問に答える講師のみなさん

  
 このような質問に対して、講師の皆様から丁寧にご回答いただきました。
 終了後のアンケートからは、満足度や理解度が高かったことがわかります。自由記述には次のようなものがみられました。

「自分が思っていた仕事とは全く違ったものだった。とても良い機会だった。」
「意外に事務仕事が多い。さまざまな分野に取り組む必要があることを知った。」
「市民との距離が近い、やりがいがある仕事」
「講演者の皆様が誇りと責任をもって楽しみながら仕事をしているのが素敵だと思った。」

 以上のように、熱の入った各講師のお話と学生たちの積極的な参加により、大変充実した説明会をもつことができました。参加した学生の中から、将来の文化財行政を担うような人材が育ってくることを期待したいと思います。
 最後になりましたが、講師の皆様をはじめ、ご協力いただいた方々に対して、改めてお礼申し上げます。