学部・大学院FACULTY TAISHO
文化財・考古学コース
【令和7年度】東京国立博物館での見学会を行いました
小満の季節にやや強い日差しのもと、文化財・考古学コース1年生を対象とした東京国立博物館(以下、東博)見学会を行いました。
(本館を背景に集合写真)
大正大学は、東博のキャンパスメンバーズ会員校であり、学生証を提示すればいつでも無料で入館することができます。今回が初使用の学生もいました。
キャンパスメンバーズにより大正大学生が特典を受けられる博物館・美術館およびギャラリーは数多くあり、ぜひ活発に利用してほしいと思います!(詳細:博物館・美術館の利用|大正大学 (tais.ac.jp))
全国1500の博物館・美術館のチラシを閲覧できる「チラシミュージアム」(アプリ)と併用するのもお勧めです。
[東洋館にて]
文化財・考古学コースでは学芸員や考古調査士の資格を取得することが出来ます。学芸員資格に向けて、まずは「博物館の建物を知る」ことから見学はスタートしました。
東洋館はこだわりの建物で、ぐるぐるとらせんを描く導線になっています。そして、おそろしく透明なガラスケースに入ったモノをじっくりと観察しました。
(“建物を知る“について) (博物館資料を各々見学)
(教員の解説を聞きながら現物を見る)
[平成館にて]
(モノ資料の見方) (実物の鉄剣と教育普及について)
考古学の展示では、調査現場で発掘された時の状態と、博物館で展示する際の向きの違いやその意図、土器に使われた土の色と発掘場所の土壌関係について学生から疑問が上がり、先生が直接解説する場面もありました。
[本館にて]
(来歴をリーフレットで確認) (実物と見比べる)
仏像の展示では、修復が完了し、最近、公開したばかりの金剛力士像を見学。リーフレットで伊勢湾台風時にバラバラになってしまった時の衝撃写真を見てから、実物を見学しました。
よくお寺の門に2人いるのが金剛力士像で、片方が口を開けたア形、もう片方がぎゅっと口を結んだウン形です。どちらが力をぐぐっと溜めているように見えるか、「ハーッ」と発散しているように見えるか?その理由は?など、自身の目でみた感想とその要因についてディスカッションが行われました。
[学生より]
「よく博物館には行くが、自分にはない専門的な面から知ることができた」
「自分以外の学生が展示を見た感想をいろいろ聞くことが出来て良かった」
「教科書にはない話を聞くことができた、先生の解説があり贅沢と思った」
実物に触れ、実物に基づいて文化財・考古学を学ぶ。その研究姿勢の入り口に立つきっかけになったのではないでしょうか。ぜひ東博キャンパスメンバーズ以外にも、大学内外の施設やサポートを広く利用して、自身の知見を深めて欲しいと思います。
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