カリキュラム

DEPARTMENT
1年次は日本の歴史や文化に関する基本的な知識や、日本史研究の教養を身につけます。2年次は知識を深めるとともに、史料読解の技能など基礎的な研究方法を学びます。3年次は専門的知識を学ぶとともに問題意識を養い、今後の研究の方向を定めます。4年次は各自の研究テーマに基づいて精査・研究・ディスカッションなどを行い、卒業論文を完成させます。
古代や中世の人々が記した日記(古記録)は、日本の歴史を研究するうえで欠かすことのできない重要な史料です。古記録講読の授業では、古記録を読解するための基本的な知識を身につけ、古代・中世の主要な記録文(和風漢文)読解の訓練を行っています。また「古記録講読A」では、古記録研究の第一人者であり、本学名誉教授であった斎木一馬先生の『古記録学概論』をテキストに用いて授業を進めていきます。
この授業は、江戸時代のはじめ、徳川家康の政治が詳細に書かれている僧侶の日記(『本光国師日記』)を講読する授業です。和製漢文や仮名の読み方を学びながら、当時の人物や歴史的事件について様々な辞書や参考文献を使って調べていきます。また日本史を学ぶ上で欠かせない当時の時間や単位などの基礎知識を身につけることも目的としています。授業では学生たちが分担しながら解読し、みんなで理解を深めていきます。
この講義は、いろいろな種類の近世古文書を、実際に辞書を用い解読する講義です。まず、古文書学とはどういう学問なのかを説明し、そしてくずし字辞典の使い方から講義を始めます。次に、古文書の頻出文字の短文用例を読み、くずし字に慣れてもらってから、実際の古文書を読んでもらいます。学生が古文書を読む(解読する)楽しさを体験し、そして古文書に親しみ・好きになってもらうため、一緒に古文書を読んでいきます。
学校、博物館、図書館、福祉現場などに就職するために必要な資格が取得できるよう、教育課程が編成されています。
(2020年4月現在)