新共生主義

建学の理念「智慧と慈悲の実践」を昇華。
2026年に向けた新たな目標。

2026年に向けて、大正大学が掲げる新たな目標

大正15年(1926)の創立時、本学が掲げた建学の理念は「智慧と慈悲の実践」です。
仏教の世界では、「自らのためにだけでなく他人の利益になる」ことを大きな目標に掲げて修行する人を菩薩といいます。大正大学で学ぶすべての人が、その菩薩のように物事を正しく認識・判断し、実践、行動する人間となることを求めています。この理念から、「4つの人となる」という教育ビジョンを掲げ、「慈悲」「自灯明」「中道」「共生」を規範とすることを示しています。

これは、国際目標として「誰一人取り残さない」世界の実現を理念とするSDGs(サスティナブル・ディベロップメントゴールズ/持続可能な開発のためのユニバーサルな目標)の思想と合致し、今、大きく激動している社会情勢を包括した新たな目標として「新共生主義」を掲げます。

 

困難な時代を「共に生きる」理念

大正大学の建学の理念とSDGsの概念を昇華させ、2026年に向けた目標として新たに掲げたものが、「新共生主義」です。
大きく激動する社会において、不安で不透明な未来を正しく認識し、多様化する社会的価値を共有しつつ、異なる文化やテクノロジーを受けいれ、自ら行動していく力、大正大学ではこの力を「智慧と慈悲の実践」と結び付け、今後さらに必要となる力と考えます。
新型コロナウイルス等の予測不能の事態に直面した時でも、「慈悲」を自己基盤とし、上記の「共に生きる力」を発揮できる人材を養成していきます。