先輩職員の声Member

「大正大学らしさを身につけた卒業生の輩出」に繋がる学生支援をしたい

2012年採用

理事長室

2012年に大正大学へ入職。研究推進課にて、教員の研究費執行管理、精算業務、外部資金獲得支援を担当しました。執行率向上や資金獲得に繋げるため、研究室を積極的に訪問し、教員との円滑なコミュニケーションを意識して取り組みました。2014年7月から地域連携推進部に異動し、地域連携・社会貢献活動、東北復興支援に関する業務を担当。自ら企画立案し、イベント等を実施する業務が中心でした。2016年4月から総務課にて、規程や公文書管理を含む大学運営全般に従事し、年間行事や会議、危機管理対策の実施・運営方法を学びました。2019年7月からキャリア支援課にて、「1人にしないさせない支援」の理念のもと、学生の状況や想いに寄り添った支援を心がけ、学生が納得・満足できる就職活動となるよう業務に携わりました。2024年4月から宗教課にて、建学の理念「智慧と慈悲の実践」の具現化に向け、宗教教育・行事、仏教文化・研究、自校教育を通じて仏教情操教育の醸成に取り組みました。兼担として2021年1月からDX推進課にて、事務システムの課題整理と業務改革を推進。2021年4月からはオンライン授業サポートチームのプロジェクトリーダーとして、環境整備、ツールのマニュアル作成、教職員・学生支援に従事しました。オンラインシステムに関しては、勉強不足な点もあり、困難に直面することもありましたが、サポートチームで得た知見は現在も仕事上で活きています。

これまでのキャリア

2012年4月

教学支援部 研究支援課

研究費管理(個人研究費)

2014年4月

研究推進部 研究推進課

研究費管理(個人研究費)
研究計画調査書確認(科学研究費助成事業、学術研究助成金)

2014年7月

地域連携推進部 プロジェクト管理課

地域連携・社会貢献に関する業務
すがも花街道プロジェクト、地域のイベント、豊島区との連携、東北の復興支援

2015年4月

地域連携推進部 地域連携推進課

地域連携・社会貢献に関する業務
すがも花街道プロジェクト、地域のイベント、豊島区との連携、東北の復興支援

2016年4月

学長室 総務課

慶弔関係
警備・清掃関係
危機管理(防災訓練含む)
式典関係

2016年6月

総務部 総務課

慶弔関係
警備・清掃関係
危機管理(防災訓練含む)
式典関係

2019年7月

学生支援部 就職課

就職支援
キャリアアップ講座
企業対応
公務員担当

2020年9月~2023年5月

就職・卒業生支援部 就職課

就職支援
キャリアアップ講座
企業対応
公務員担当

2021年1月~2023年5月

魅力課推進部 DX推進課 兼担

DX推進(法人系システム)

2023年6月

キャリア・卒業生支援部 キャリア支援課

就職支援
企業担当

2024年4月

宗教部 宗教課

自校教育
宗門後継者・寺院従事養成
宗教教育・行事担当

2025年2月〜現在

理事長室 法人経営戦略課

自校・宗教教育
行事担当
宗門後継者・寺院従事養成
大学広報・ブランディング

配属部署は当時の名称です。

現在、担当している業務内容は

現在、理事長室宗教課及び理事長室法人経営戦略課の業務を兼担しています。
〇理事長室宗教課での業務
宗教課では「自校教育」「宗門後継者・寺院徒弟養成」「宗教教育・行事」に関する業務を担当しています。日々の業務では、1つの点で終わることなく点と点を結び流れをつくることを意識しています。例えば、宗教行事を実施した後には、参加者にヒアリングを行い、傾向を可視化と分析し次回の満足度向上につなげています。効果検証を行いながら、様々な立場の人にとって意義や価値あるものの提供について考えています。
〇理事長室 法人経営戦略課での業務
法人経営戦略課では、大学の広報・ブランディング事業の一環として、取材や報道機関への対応、本学の取組みを記者向けに発信するプレスリリースの作成業務を担当しています。
日々の業務では、本学の取組みについて常にアンテナを張り、万人に分かりやすい言葉で情報を届けることを意識しています。また、迅速な対応が求められる取材依頼に対しては、次の依頼に繋がることも意識し、スピーディーかつ丁寧に対応することを心がけています。引き続き、本学の理念や取組みの意義を社会に分かりやすく伝えることを意識して、大学のブランド価値向上に向けて業務を遂行していきます。

業務で大切にしていることは

  1. 1. あらかじめ1日の業務タスクを立ててから仕事に取組む
    公私の充実のためには、仕事をいかに効率的に進められるかが鍵となります。
    そのため、締切から逆算して1日のタイムスケジュールを立て、優先順位とスピード感を意識しています。一例として、朝の通勤時間に、スマートフォンを活用しながらタスク整理することを毎日のルーティンに組込んでいます。そして、企画立案や資料作りといったクリエイティブ性が求められる仕事や重要な打合せなどは、脳の働きが最も活発になる午前中に、ルーティン性の高い業務は午後に取り掛かるなど、自分がパフォーマンスを発揮しやすい時間の使い方を工夫しています。
  2. 2. 与えられた仕事は快く引き受け、自己研鑽を怠らない
    「与えられた仕事は快く引き受ける」ことをモットーにしています。「一度断ったら、同じ仕事は振られない」「仕事の対価は仕事で返ってくる」と、上司から言われた言葉は今でも心に刺さっています。そして、「仕事を頼みたい、一緒に仕事がしたい」と相手に思ってもらえる人材であり続け、質の高い仕事を返せるように自己研鑽に励んでいます。

印象に残っているエピソード

様々な立場の人達から「感謝の言葉」や「仕事のやりがいに繋がる言葉」をかけて頂いたことです。

  1. 1. 学生から
    「五木田さんのおかげで最高の学位授与式になりました」と就職支援の窓口を訪れてくれた学生がいました。大学4年の11月からようやく就職活動を始めることになった学生で、活動開始が大きく出遅れており、不安や焦りから当初はなかなか軌道にのっていない様子でした。頻繁に面談を重ね、企業探しから書類添削、面接練習など短期間に集中的に支援をした結果、本人も納得のいく就職先に決まりました。学生の努力が実ったことが私自身にとっても大変嬉しい出来事として残っています。
  2. 2. 教員から
    2021年度は対面授業を基本に、「オンライン同時配信」の形態をとるなか、オンライン授業サポートチームのプロジェクトリーダーとして、教員・学生のサポートに従事しました。ハイブリッド形式は学内でも初の試みの為、試行錯誤の繰り返しで苦戦することも多い中、教員から「オンラインサポートを丁寧にしてくれるおかげで授業がスムーズに行えて助かっています」と言っていただいた時は、日頃の苦労が報われました。
  3. 3. 大学職員仲間から
    オンライン授業サポートの業務で、初めて一緒に仕事をしたメンバーから「五木田さんと一緒に仕事ができて嬉しいです」と言ってもらえました。学内での挨拶や間接的な関わりからもコミュニケーションは育まれていて、部署を超えての連帯感に繋がると実感しました。

これから実現したいこと

これから実現したいことは、以下の2点です。

  1. 1.寺院に係る企業へのインターンシップの開拓
    社会の変化に伴い、寺院離れなど仏教界全体が抱える課題に対し、寺院結婚式や寺院ホテルなど、時代に即した新たな取り組みが広がりつつあります。こうした流れの中で、寺院の継続性や社会的信頼を高めるためには、幅広い視野を持ち、寺院の可能性を再発見する機会が必要です。その一環として、寺院や関連企業でのインターンシップを通じて、寺院の役割や価値を体感できる場を創出したいと考えています。
  2. 2.創立100周年に向けて — リカレント教育と広報戦略の強化
    本学は2026年に創立100周年という大きな節目を迎えます。
    その記念事業の1つとして、「寺学寺習」の構想を基にした「リカレント教育」の開始を予定しています。現在、日本には約800の大学がありますが、本学は仏教連合大学(天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗・時宗)として協同運営されており、「全国の寺院ネットワークを持つ」という独自の強みがあります。宗教課では、2026年4月の受講開始に向けて、寺院向け講座のコンテンツ制作を進めています。
    また、広報業務にも携わる立場から、「伝える力」「伝わる力」をより一層意識し、「リカレント教育」をはじめとする本学の魅力を広く発信していきたいと考えています。
    創立100周年を新たなスタートと位置づけ、これからの100年もステークホルダーの期待に応え、選ばれ続ける大学であるために、本学の強みである「宗教」×「広報」を活かした業務に取り組んでいきたいです。

オフの日のすごし方

  1. 1. 寺院活動(葬式・法事、仏教青年会、教区主事)
    大学時代に僧侶の資格を取得し、一昨年より住職を拝命しました。年中行事の葬式・法事をはじめ、各寺院の手伝い(法要への参加、葬儀の受付業務等)、仏教青年会の活動や教区主事の業務(天台宗南総教区の宗費の取りまとめや各種行事の調整)、檀信徒を連れての団体参拝(2024年度は天台宗総本山の比叡山延暦寺に参拝)などの寺院業務を行っています。
  2. 2. 研究会での自己研鑽
    (一社)大学行政管理学会の研究会(大学改革研究会)に所属し、他大学の職員と共に高等教育業界に関する勉強会の企画運営に携わっています。同じ業界の仲間との交流は、日々の業務の情報交換に留まらず、実務にも活かせています。
  3. 3. 我が子との触れ合い
    5歳と7歳の娘との触れ合いは何よりの癒やしであり活力です。とはいえ、やはり育児と仕事の両立においては大変なことも多いです。「パパ、早く帰ってこないとパンチだよ」と残業中に連絡がくることもあり、娘にパンチされないように効率的に仕事をこなすべく、日々奮闘しています。

Mes-
sage

就職を考えている
皆さんへ

私は、第一子・第二子の誕生に際し、それぞれ半年間の育児休業を取得しました。また、妻が次女を妊娠した際には、長女の保育園送迎のために育児短時間勤務制度を活用しました。
一方で、常に大学改革に挑み続ける本学においては、与えられた業務を遂行するだけでなく、主体的に課題に取り組む姿勢を大切にしながら、日々奮闘し続けています。こうした経験を通じて、本学がライフ・ワークバランスを尊重し、「働き方改革を実現できる職場」であることを実感しています。
大学業界で働くやりがいは、すべての業務がステークホルダーの1つである「学生」、すなわち次世代を担う若者の学びと成長に直結している点にあると感じています。
学生にとって身近な存在である「職員」は、社会人としてのロールモデルでもあり、私自身も社会人の先輩として「学び続ける姿勢」を示せる人材でありたいと考えています。
天台宗の開祖・最澄が遺した「一隅を照らす」という言葉があります。
職員一人ひとりが、自らの業務において光となり、周囲を照らすことで、大正大学、そして大学業界の未来を創っていく——そんな想いを共有できる方と、共に働けることを願っています。

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