学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間環境学科

カンボジア・シェムリアップ調査報告(前編)

環境コミュニティコースが国際的な視点を加えたワークショップをどのように展開することができるか、という課題を引き下げて、5日間のカンボジア調査に行ってきました。ここは、大正大学が1995年にカンボジア・シェムリアップの農村地域に建設・寄贈した大正小学校です。シェムリアップ国際空港から約5キロ、青空の下に目指す「大正小学校」が建っていました。

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大正小学校の校舎です。実はこの学校には、まだ電気が引かれていません。電気がない中で、主に黒板とチョークを使った授業が行われていました。私たちが想像するよりも、ずっと昔のスタイルです。

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大正小学校が持つ現時点での問題点、そしてこれからどのような整備を必要としているか、どのような教育の展開を考えているか、大正小学校の校長先生や教員から直接聞き取り調査をしているところです。具体的に施設や敷地を見ながら、問題点や課題、これまでの支援の実績等を確認していきます。現地の先生たちはみんなクメール語しか話せないので、通訳を入れて時間をかけて間違いのないように話を聞いていきました。

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調査と並行して、今回の訪問ではこどもたちに遊具をプレゼントしよう、と考えました。作業できる時間は半日程度だったので、手製のブランコを3台設置することにしました。2台はタイヤを使い、1台は木製のブランコです。校舎前の木の枝に梯子をかけて、まずはしっかりとロープをかけていきます。

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しっかり固定しないと事故が起こってしまうかもしれないので、作業は慎重にすすめます。校長先生たちも作業を手伝ってくれました。

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完成前から周りを二重三重に取り囲んで作業をじっと見つめていた子どもたちでしたが、ブランコが完成した途端に、大はしゃぎしながら遊び始めました。

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ほとんど全校生徒がブランコの周りに集まってきて、長い長い順番の列ができました。3台のブランコのどこからも、いつまでも歓声が沸き起こっていました。

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子どもたちは日本語も英語も話せないけど、何とかコミュニケーションをとろうとして、ちょっかいを出してきます。そんな子どもたちにカメラを向けると、一斉に笑顔を見せてくれます。子どもたちの屈託のない笑顔に本当に癒されました。

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 今回の訪問では、これからも大正小学校の支援を継続していくためのモニタリングとして、また学校支援の次の方策を考えるための作業をおこないました。そのため周辺の別の小学校も訪問して、他のNGOなどからの支援の様子を比較してきました。この成果は大学の関係部局と共有しつつ、環境コミュニティコースとしても国際的な視点を積極的にカリキュラムの中に取り入れて行こう、という意欲を新たにしました。(つづく)