地域貢献・国際交流

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協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から

北ドイツ旅行―都市によってやっぱり異なるんだよ!―

guten Tag, 1月に入り、ミュンヘンの街はすっかり雪景色。最近では-6℃前後の気温が続いたりもします。そのため、防寒はもちろん、食事内容もスパゲッティやお肉よりも暖かいシチューなどをついつい作ってしまいます。しかし、今回は雪が降った1月から少し時間をさかのぼって、12月25日から1月3日まで旅行しました、北ドイツ旅行について書いていきたいと思います。

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ミュンヘンとベルリンの電車内  さて、楽しかった北ドイツ旅行、その中で私は1つ、とても驚いたことがあります。「ミュンヘンとベルリンの電車内の雰囲気の違い」です。飛行機を利用し、ベルリンに着いたのが夕方16時頃、とりあえずホテルに向かおうと、少しの疲労感と共に電車に乗ってビックリ!車内の壁に、大きく「飲食・大きな会話禁止」と書いてあったからです。では、何故私が驚いたのか。 実は、ミュンヘンの電車やバス内では、結構な頻度でケバブやピザを始め、果物やヨーグルトなどの食べ物、ビールなどの飲み物を口にしている人を見かけます。また、車内の雰囲気も通話はもちろん、ガヤガヤとしていることが多く、静かとはあまり言えません。しかし、そうした雰囲気の中で、知らない人同士が気軽に話すことが出来る。そんな空間がミュンヘンにはあると感じられて、私のお気に入りでもあります。(私もケバブや林檎を電車の中で口にすることや、会話をすることがあります。ドイツの、ケバブやピザを始め、飲食のお店は持ち帰りといっても、基本的に「袋」はついてきません。だいたいアルミホイルで包んで終わりです(笑))。  つまり、こうした行動を自然に目にしているうちに、「ミュンヘンの電車の雰囲気」がドイツ全体の雰囲気なのかと、私はいつのまにか思い違いをしてしまったようです。だからこそ、ベルリンの電車内の静かさや、美味しい臭いがしないことに、初めはなんだか大きくおどろいてしまいました。しかし、よく考えてみると、ベルリンの車内ルールの方が日本に近く、ミュンヘンの電車内の方が日本から考えると「異なる」のです。 そこで思い返してみると、確かに2年前の語学研修の際は、ミュンヘンのそうした一種、「大衆的」な雰囲気に驚いたことを覚えています。「なんで、電車の中でビール飲んでるんだ!?しかも、平日の昼なんだけど!」、「電車の中で普通に皆電話してる!日本だったら注意されるだろうな」など、挙げていくと次々に出てきます。しかし、現在は逆にそうした雰囲気が「毎日の光景」になりつつあります。留学期間という、限られた期間にはなりますが、生活する場に馴染んでいくというのは面白いことだと思いました。
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<北の魚と南のお肉>  
また、旅行の中で楽しみにしていたものの1つに食べ物があります。というのも、ミュンヘンには海が無いため、魚をスーパーで買おうとすると、大抵が冷凍のサーモンか白身魚になってしまうためです。さらに、それらの価格はお肉よりも高価でありながら、量が少ないことが多い。したがって、私は一か月に1回2回買うか買わないかで、足りない分はサプリメントで補給を行っています(魚系のサプリメントは種類がとても豊富です)。 以上の理由から、北ドイツ特にハンブルクでは魚料理を絶対に食べると決めていました。しかし、その気持ちが強かったのか、気付くと旅行の殆どの食事で私は魚料理を食べていました。やはり、サーモンが多かったのですが調理方法は様々でとても美味しく頂きました!ですが、大きなお肉に濃厚なソース、そして美味しいビールの味わえる、バイエルン料理も私は大好きです。

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今回の旅行の中には、記述しました驚きや美味しい体験の他にも、色々と発見がありました。しかし、何よりも貴重だと感じたのは、日本に帰る友人を見送る側になったことです。搭乗口に消えていく姿を追いながら、私はドイツに留まることに少し不思議な気持ちを持ちました。また、同時に自分も帰国する時はここを通るんだな、と思いながら、その日までさらに頑張ろうと再度強く思うことが出来たかと思います。そう言った意味で、今回の旅行はとても思い出に残るものになったかと思います。

Mayuko Nakayama

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