地域貢献・国際交流

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協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から

怒涛のFebruar(2月)-単位と語学研修-

guten Tag, 2月に入り、ミュンヘンは少し陽が沈む時間が遅くなったように感じます。街中を歩いていても、ちらほらと小さな花を見るようになりました。冬から春に、少しずつ移行し始めたようです。 さて、そんな季節のゆっくりとした変化に対して、今月の私のスケジュールはかなり早いペースで進んでいきました。先ずは、学期末テストと成績の申請の開始、そして5日からミュンヘンに来ました大正大学の語学研修生のチューターです。今回は、この2つについて書いていきましょう。

単位が欲しい!学期末試験 国を問わず学校に在学すれば必ず直面する、学期末試験。もちろん、大正大学においても毎回全力で取り組んできました。しかし、成績の良し悪しではなく、そもそも「単位が貰えるかが解らない…‼」という根本的な不安は、今まで正直抱いたことはありませんでした。 一番不安だった授業の試験は、講義室には約70人の生徒、制限時間は90分。さんざん内容は頭に叩き込んだのですが、答える以前にドイツ語の問題を理解することが難しい。したがって、気付いた頃には講義室には私一人と先生しか残っていませんでした。ですが、精一杯回答し無人の教室に残ると、なんだか「一学期やり終えたんだな」という気持ちが込み上げてきて、「終わったぞ‼」と大きな声で叫びたくなりました。無事に終わって良かった!

ミュンヘン語学研修生の到着  ですが、学期が終わった(2月9日が最終試験でした)とセンチメンタルな気分に浸る時間はありません。2月5日から語学研修生4人がミュンヘンに到着し、私は彼らのチューターの1人だからです。しかし、空港で研修担当のマオ先生や同じチューターのドイツ人学生と一緒に日本人学生を待っていると、また別の意味で考えることがありました。何故なら、私自身が大学一年目の春休みに同じ研修に参加し、ミュンヘンを訪れているからです!  以前は研修生としてお世話になった先生と、今はチューターとして連絡を交わし、迎えられる側だった私が、今は迎える側になっている。そしてなによりも、今回の研修には国際課の先生と、シャウマン先生の奥様がご同行していらっしゃいました。したがって、私は自身が約一年半前にチューターにお世話になったように、そして、ミュンヘンでしっかりと勉強していると支援してくれている先生方に言ってもらえるように、という2重の意味でチューターを追行する必要があると考えていました。

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実際の感想  しかし、いざチューターが始まり学生たちと一緒に行動を共にすると、愉しさが上回ってしまいました。何よりも、ドイツ語に取り組んでいる姿や、ホームステイでこんなことがあったんだといった話を聴いていると、「あ、それ私の思ったな」という気持ちになります。そして、今回のチューターは私にとっても、もの凄く良い練習になりました。例えば、課外学習で博物館に行った際同行する先生は常に、「じゃあ真優子、今から言うことを日本語に直して皆に伝えてね」と言います。つまり、同時通訳してくれというわけです。「えっ!?自身が理解することも精一杯なのに、日本語に直して伝えるの!?しかも、博物館内の説明を!?」大混乱です。1880年ごろから…ペストの流行に際して…などなど。一度聴き取ったはずの数字が年代だったか人数だったか…、とても難しい課題がやってきました(笑) ですが、この練習はチューターをやっていなければ出来なかったことなのも確かです。そして、学生に伝えなきゃいけないという緊張を常に持ちながらドイツの方と接することが、なんだか物凄く楽しかった! しかし、やはり何よりも嬉しかったのは同じ大学から留学先のドイツに学生が来てくれたことです。現状として、ドイツ語のコミュニティーや塾は東京でそこまで多くはありません。そして、それらは結構な経済力を必要とします。私の場合、塾代でアルバイト代の大半は使用していましたし、奨学金を貰った場合も長期で続けることは難しいかと思います。したがって、同じ大学内にドイツ語を勉強している学生が居て、一緒に話すことが出来ると思うととても楽しみです!また、帰国後もLMUからはドイツ人学生が大正大学に来ます。そういった交流を、今後も大切にしていきたいと思います。

Mayuko Nakayama

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