学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際教養コース

2年生から新入生へのメッセージ

今回も文字だけですが、2年生から1年生に向けてのメッセージを紹介します。

大正大学では,夏休みを使って比叡山延暦寺へ修行をしに行くという,仏教大学ならではの研修があります。普段の生活とは全く違う,貴重な体験ができ,更に単位ももらえるすばらしいものなので,是非,参加してみることをオススメします。

大正大学に入学するに当たり,いくつか注意する(知っておくべき)点があります。そのうち最も重要なものを紹介します。履修登録の際,幾つかの授業に「抽選登録」というものがあります。特定の授業を履修できるかどうかを抽選で決めるというものです。履修登録期間に2回行われますが,運悪く落選してしまうと必修科目を履修できないという事態も起きてしまいます。仮にその2回のうち1回でも抽選への参加を忘れてしまうと,必修科目を履修できないというリスクが大きく上がります。新入生のみなさんも,履修登録期間中,私のように必修科目を履修できずに単位を落とす確率を少しでも減らせるよう抽選登録には必ず参加するようにしましょう。

・私が一年を通して印象に残ったことは,英語の学習を頑張ったことと,日本の文化・仏教について学んだことです。
英語学習では,日記や読書,TOEICに向けての勉強をしました。自己学習をしていくうちに,先生が話していて分からなかった言葉が分かるようになりました。また,英語の文の成り立ちかたがだんだん理解できるようになっていきました。
入学前は,日本の文化・仏教について学ぶのだと知っていましたが,知らないことが多くあまり興味をもつことができませんでした。しかし,授業で学んだり,水曜礼拝に参加したりすることで仏教に関心がもてるようになりました。勉強していく中で自分の興味があるものを見つけるのが楽しく,水曜礼拝への参加はとても良い体験でした。授業に出て,専門的に学ぶと知らなかったことも分かるようになり,授業が楽しくなると思います。

・入学して授業が開始した当初,感じていたのは焦りだった。国際教養コースの授業でメインとなっている英会話と仏教,その2つともがほとんど理解できなかったのである。
コミュニケーション英語では先生の話す言葉が聞き取れず,簡単な会話を成立させることにさえ苦労していた。基礎仏教学,世界の仏教文化では触れたことのない仏教の文化と,その情報量に圧倒されて,授業が苦痛な時期があった。授業中に腹痛を覚えて席を立ったことすらある。しかし,そのころはすべてが新鮮だった。
接したことのないお寺の後継者たちと友人となり,唱えたことのないお経を唱え,外国人の友人もできた。必要に迫られて始めた英語と仏教の自主的な勉強で,よく知らなかった釈尊の物語を面白いと感じ,使ったことのない表現で海外の人とコミュニケーションをふかめることに喜びを感じた。
少しずつネイティブの先生と会話が通じるようになり,仏教の授業が面白くなることで自分の努力が実っているということを,頭,思考ではなく,感覚で知ったのだ。
これを読んでいる1年生の皆さんに,努力しろ,勉強しろ,嫌でもしろ,などと言わない。ただ目の前にあるものをこなすだけでも,日々はある程度充実するし,自分の知らない世界の知識はなくても困らないのかもしれない。しかし,それらを知る努力は,実力を得る努力はあなたをきっと幸せにするだろう。日々に対する不安や焦燥を和らげたとき難解な悩みに答えをくれるだろう。
最後にもう一言。どうか,皆さんの大学生活が幸せで実りのあるものとなることを願っています。

大正大学に入学して約1年が経ちました。そのなかで,特に印象に残った出来事が2つあります。
1つ目は,秋の鴨台祭に参加したことです。始めはあまり乗り気ではなかったのですが,他学部や仏教学部の他コースのさまざまな人々に出会うことができ,一緒に文化祭を作り上げていくことがとても楽しかったです。他学部や他コースの先輩たちはとても親切な方ばかりでした。この体験を通して,新入生の方々に先輩や新しいことに怖れずにチャレンジしてほしいということを伝えたいです。
2つ目は,秋学期で履修した「いけばな」の授業についてです。これも同じく,始めはあまり興味がなく「適当にやればいいや」と思っていたのですが,花々をいけるにつれて,意外なことに花をいけることに夢中になっている自分がいてびっくりしました。そして,その授業で少しだけ,机に向かって勉強することでは得られないことを得たような気がします。
これらの体験を通して,自分の興味のないこともやってみることも意外と大切だ!ということを新入生の方々に伝えたいと思います。

私は秋の鴨台祭において,有志で,「空想の本棚」という企画に参加しました。テーマは来場者の方に読んだ本の感想をその本に書き込んでもらう催しです。テーマは太田先生が提案してくださいました。鴨台祭の事前準備では太田先生の事務所で作業しました。作品の題名についての表示作りをしたり,広告用紙のカッティングをしました。普段ではできない体験ができ,良い経験になりました。当日の会場では企画に必要な本を事前に用意し,本棚を組み立てたり,広告の看板に用紙を入れて運びました。これらの体験から自主的に考えて行動することの必要性を学びました。

入学前,学生生活に不安を感じていました。とにかく嫌われないようにしようということだけを考えて入学しました。ですが,その心配は入学2日目には無くなっていました。隣の人がとても気さくな人で声をかけてきてくれたのですぐ仲良くなれました。その日のうちに仲間と飯を食いに行けて,そこでコミュニケーションを取ることができました。まだ慣れていないですが,女性の方々ともコミュニケーションが取れるようになってきたと思います。このコースの良い所はアットホームな雰囲気だと思っています。新一年生のみんなも固くならずに気楽に来てほしいと思います。

さまざまな学びの機会があることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

(文責:米澤)
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