臨床心理学科

研修会を行いました。(7/29~31)

2016年729日から31日にかけて、ニューヨーク州公認スクールサイコロジストのバーンズ亀山静子先生と、Frank C. Whitely Schoolの中川優子先生をお招きして、研修会「“読解”力を伸ばす指導わかる・表現する・やりとりする力を伸ばす指導方法をバーンズ亀山静子先生、中川優子先生から学び実践する」を、大正大学カウンセリング研究所主催で実施いたしました。29日は保護者向け、30日・31日は学校教員・援助職向けの講座を開催し、教員・援助職向けの講座は、特別支援教育士資格認定協会の特別支援教育士〔S.E.N.S〕・特別支援教育士スーパーバイザー〔S.E.N.S-SV〕資格更新ポイント対象の研修会にも認定されております。

バーンズ亀山静子先生は、最もよく使用される子どものアセスメントの1つであるWISC-Ⅳ日本版作成にも関わっている、子どものアセスメント・支援に関する第一人者です。中川優子先生はシカゴ郊外の公立学校Frank C. Whitely Schoolで教員としてご活躍されています。Frank C. Whitely School は、No Child Left Behind(NCLB法,2000:いわゆる「落ちこぼれ防止法」)

法施行後、最初の最良優秀校(Blue Ribbon Award)に選ばれた著名な学校です。


今回は、お二人の先生をお招きして、子どもの豊かな学びのための基礎的な力となる「読解」の方略の概要、それを子どもたちにどのように身につけてもらうか、というテーマで研修会を実施しました。ここでの「読解」とは単に国語の学力や、文章を流ちょうに読むことを指すだけではありません。広い意味での理解力、表現力、相互にやりとりする力のことをここでは「読解」と呼んでいます。学力はもちろんのこと、コミュニケーション力、仕事するための力、こうした社会で活躍するための力が「読解」です。この研修では、教科や年齢にかかわらず、こうした「読解」の力を育てる方法についてじっくりと学ぶことができました。

研修は、3日間で50名以上の方にご参加いただきました。29日は保護者向けの講座では、ご自身のお子さんとの家庭学習の時にどのようにして「読解」の方法を取り入れていくか、という点について社会科の教科書や物語を例に挙げながら、体験的に学びました。保護者の方から終了後に、「これまで考えたことのない視点だった」「ぜひ家庭学習に活かしてみたい」という声が聞かれました。

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30日、31日は教員の方を中心に、「読解」とは何か、学生・院生を子ども役に見立てての学習場面のデモンストレーション、実践報告、物語や説明文・事実文の「読解」の方法を用いた取り扱い方、そして参加者の方々でグループになってもらって子ども役に対する指導の実践などを行いました。

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11月には、CAST UDL Cadre MembersであるLoui Lord Nelson先生とバーンズ亀山静子先生を迎えて、さらに学びを深めていく予定です。今後とも大正大学カウンセリング研究所の研究活動にご注目、ご支援いただければ幸いです。

(文責:心理社会学部臨床心理学科 川俣智路)