学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

カルチュラルスタディーズコースでできること④:高校時代とは違う学びに、大学では取り組もう

カルチュラルスタディーズコースで、文化の多様性について、学際的に考えてみませんか。

高校までとは異なる新しい学びに、カルチュラルスタディーズコースで取り組みませんか。歴史、地理、国語、数学、英語、化学、物理、などなど、高校で勉強してきたことがすべてが必要です。一つの得意科目の延長線上には、カルチュラルスタディーズコースはありません。

大学と高校の勉強の大きな違いは、歴史、英語、国語、というような科目の明確な区切りがなくなることだといえるでしょう。総合の授業で、何かを調べて発表したりレポートを書いたこともあるかもしれませんが、本当に学際的な手法を用いて、とことん議論をしたでしょうか。百科事典や本やインターネットに書いてある情報以上の、独自の見解にたどり着いたでしょうか。

多様性=ダイバーシティは、現代のキーワードです。
文化の多様性を認めることは、現代に生きる私たちにとって、必須の姿勢であるといえるでしょう。でも、日本のなかにある多様な文化、世界中の多様な文化、それらに優劣をつけるのではなく、あるゆるものにその価値を認めることは、言うほど容易なことではありません。

文化の多様性を考えるために第一に必要なこと、それはいろいろな文化を知ることです。
カルチュラルスタディーズコースには、さまざまな切り口から文化について考える授業があります。たとえば、1年生の基礎的な授業として開講する「異文化の理解」というシリーズでは、おおまかな紹介になってしまいますが、A=ヨーロッパの文化、B=アメリカの文化、C=東南アジアの文化、というように、それぞれの地域で、どのような特有の文化が育まれてきたのかを学びます。

そして、その次に必要になるのは、それらの文化を分析するための方法を学び、自分のテーマに応用できるようになることです。「異文化の理解」Dでは=絵画を読み解きながら、分析理論を身に付けます。Eでは、言語という視点から、文化を分析する理論を学びます。

文化的現象の固有性を知るとともに、それらがどのように偏向した価値体系に置かれているかを考え、理論的な裏付けをしながら、自分の考えを論理的に構築していく、それがカルチュラルスタディーズコースの学びです。

オリジナルの見解を引き出すためには、膨大な知識と、長い時間をかけた考察が必要です。簡単だとは言いません。

でも、仲間といっしょに、納得のいくまで考えたり議論することはとても刺激的で楽しいことです。知識を深め、関心を広げ、論理力と分析力を鍛えるための時間にするための大学の4年間を、カルチュラルスタディーズコースで切磋琢磨して過ごしませんか。

意欲のある新入生を、先輩たちが待ってます。


「音を聴く」というテーマに取り組んでいる学生が企画した実験的ワークショップの風景

「音を聴く」というテーマに取り組んでいる学生が企画した実験的ワークショップの風景


                                   ♪伊藤淑子




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