地域貢献・国際交流

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鴨台盆踊り特集 【第6回】

「たかが盆踊り、されど盆踊り」 坂東扇太惠・鈴木大介

坂東扇太惠日本舞踊 坂東流師範 つぼみの会 指導者

大正大学の盆踊りが再開した2011年から、踊りの指導を行っている。
盆踊り当日には、坂東さんと共につぼみの会の方々が櫓を囲み、学生や来場者の踊りを先導する。

坂東扇太惠 日本舞踊 坂東流師範 つぼみの会 指導者

鈴木大介すがも太鼓組 鼓友 会長

小学校3年生から太鼓を始める。
第5回鴨台盆踊りから演奏を行っており、盆踊り当日には踊りの曲に合わせて太鼓を叩くほか、休憩時間にも実演する。

鈴木大介 すがも太鼓組 鼓友 会長

1. 盆踊り、太鼓の魅力

-本日はよろしくお願い致します。さっそくですが、お二人が大正大学の盆踊りに協力してくださるようになったきっかけとはどういうものでしたか?

坂東さん:2011年の5月下旬に、大学の方から「大学で盆踊りを行うにあたって踊りの指導をしてほしい」というお願いをいただきました。その後、当時担当教員であった君島菜菜さん(※連載第4回記事を参照)とお顔を合わせ、詳しい話を聞き、お引き受けしました。つぼみの会にとっても良い機会だと思いました。

鈴木さん:私は坂東先生から声をかけていただいて、お引き受けしました。もともと巣鴨地蔵通り商店街の振興組合の中で太鼓を叩いていましたが、同じ巣鴨の地域ということで、せっかく盆踊りをするならば良い機会だと思い参加しました。

-坂東さんは踊り、鈴木さんは太鼓をなさっていますが、それぞれの魅力について教えてください。

坂東さん:皆さんで楽しく踊れることが大きな魅力だと思います。1つのことを皆と成し遂げていくことはとても楽しいです。上手になっていくことも、皆さんと共有できて嬉しいですね。

鈴木さん:太鼓を叩いたときに感じる振動が魅力ですね。体にも心にも伝わってきて、他にはない振動だと思います。また、鼓友には40人ほどの子供がいますが、太鼓を通じて子供と触れ合えることも大切だと考えています。

坂東さん挨拶の様子

「仏教系大学らしい、さらには若者らしい盆踊りを」と常に学生の企画を楽しみにしている

2. 多くの人と伝統を共有したい

-鴨台盆踊りは学生が運営・企画を行っています。若者が主体となって実行していることをどのように見ていらっしゃいますか?

坂東さん:若い方が地域の人たちと一緒に同じことをやっていくというのは、とても素晴らしいことだと感じています。仏教系大学だからこそできることだと思いますし、そこに学生さんが入ることで新しい考えが生まれ、より楽しい盆踊りになります。多くの人と盆踊りができる良い機会ですね。

鈴木さん:この盆踊りに参加するまで、鼓友として大学生と交流する機会がありませんでした。ですが、このように盆踊りという形で学生さんと交流できているのはとても良いことだと思っています。多くの人が集まるこの行事で、盆踊りももちろんですが、太鼓の文化にも是非触れてほしいです。

鈴木さん挨拶の様子

鴨台盆踊りだけでなく、巣鴨界隈の盆踊りには必ず鼓友の太鼓が鳴り響く

3. 体験してもらい、文化を受け継いでいってほしい

-実行委員を含め、当日は多くの若者も盆踊りに参加します。そういった若い人たちに伝えたいことを教えてください。

坂東さん:着物を着て踊るという機会はそうそう無いと思います。ですので、こういった行事だからこそ、体験してもらいたいです。私も皆さんと一緒に着物を着て盆踊りをすることを楽しみにしています。伝統を続けていくのは重たいし難しいと思いますが、若い方たちにぜひとも受け継いでもらいたいです。自分が日本人だということを、しっかり胸に刻んでいただきたい。伝統というのは奥が深いもの。その文化の中に多くの人に入ってきてほしいと考えています。たかが盆踊り、されど盆踊り、です。

鈴木さん:先程も言いましたが、盆踊りに触れると共に是非太鼓にも触れてもらいたいです。鼓友は今年で3回目の参加になり、毎年学生の方たちにも太鼓に触っても良いですよと伝えていますが、安全面の懸念もありなかなか実現できていません。私達が巣鴨地蔵通り商店街で披露する際には、来てくださった地域のお子さんや外国の方にも触ってもらっています。せっかく若い方が集まってくださる行事なので、盆踊りも太鼓も体験してほしいと思います。みんな楽しく、よい思い出を作ってもらいたいです。

体験してもらい、文化を受け継いでいってほしい

インタビュアー歴史学科 3年 島崎 啓人文学科 3年 町側珠綾表現文化学科 1年 鈴木美羽

第8回鴨台盆踊り たかが盆踊り されど盆踊り

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問い合わせ先 大正大学 教務部 フィールド学習支援課

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