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鴨台会報・ホームページ連載企画「My Way -私の歩んできた道-」がスタートしました。
鴨台会報NO.94のホームページ連載企画
「My Way -私の歩んできた道-」(表現学部長 西蔭 浩子 教授)の続編は予定を変更し、今月から連載(8回)がスタートしました。
今回は続編 第1回『英語の転機』です。
西蔭先生の学生時代は、同時通訳のブーム。鳥飼玖美子さん、西山 千さん、國弘正雄さんといった方々が活躍されていました。
演劇と両立できる仕事に就きたいと、西蔭先生も通訳を目指すことに・・・。
●学生時代に通訳のアルバイトをしていたそうですね。
ユネスコ等の国際会議のお手伝いなどをしていました。この経験を通して、できれば通訳になりたいと思うようになりました。演劇をやりながら、通訳の勉強もできたらいいなと。欲張りなんです(笑)。仕事で通用するようもう少し英語力を高めるために、海外に行かなくても勉強できる方法がないかと考えていたとき、高校の先輩から当時神奈川の小田原にあったLIOJ(Language Institute Of Japan)という団体を紹介されました。海外留学を希望する学生、教員や企業人に短期間の英語教育プログラムを提供する評判の教育機関でした。
↑ 部屋奥の女性が西蔭先生
●かなり厳しいプログラムだったようですね。
合宿制で、30日間英語漬け。朝起きるのが嫌になってしまうほどでした(笑)。同じ部屋の中で、1日目は“Good morning”とか“Where are you from?”でいいんですけど、2日目3日目になってくると質問ができなくなる。食事のときも外国人の先生がテーブルにつくのですが、10ぐらい質問すると話すことがなくなってしまう。そこからが勝負だったかもしれませんね。新しい表現を覚えるというより、これまで学んできたことをひたすら使ってみるという訓練をしました。辞書を引いている時間もないいわば極限状態でしたが、ピンチはチャンス!もともとポジティブな性格なんです。いま振り返ってもいい勉強をすることができたと思います。授業は、西山 千さんがいらしてスピーチをしてくださったり、生徒同士で歌や演劇のワークショップをやったり、とても楽しかったです。
●英語を学びたいと思っている人たちにアドバイスを。
私は長期間の留学や海外在住の経験がありません。仕事でも授業でも、身近に英語力を高めるチャンスはたくさんあります。いまは私たちの時代より、ずっと恵まれた環境でしょう。やはり、巡り会ったチャンスを有効に活用することでしょうか。