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鴨台会報・ホームページ連載企画「My Way -私の歩んできた道-」・・・第2回『留学生を教えて』が掲載されました

鴨台会報NO.94のホームページ連載企画
「My Way -私の歩んできた道-」(表現学部長 西蔭 浩子 教授)

 

今回は続編 第2回『留学生を教えて』です。

 

英語教員、通訳として活躍を始めた20歳代。そこで、さらなる転機が訪れます。留学生の日本語教育に携わることに・・・。

異文化コミュニケーションについて、さらに深く探求していくことになります。

 

●留学生の指導に携わるようになった経緯は?

 

 20代、通訳ガイド養成所で、英語を教えたり、通訳の仕事をしたりしているうちに今度は日本語教育ブームが訪れたのです。学校の規模が大きくなり、留学生を受け入れるようになって、私も留学生の教育を担当するようになりました。

 

  

●面白い発見がいろいろとあったようですね。

 

 留学生の質問には驚かされることが多かったです。あるとき、大学院に進学したいという韓国の学生がいて、その学生を連れて大学の先生に挨拶に行ったことがありました。私は、当然、部屋にはいるときにお辞儀をします。話している最中も「よろしくお願いします」と言って頭を下げ、別れ際もお辞儀をします。そうしたら、その学生が「先生はどうしてそんなにお辞儀をするんですか?」と聞くのです。韓国では、お辞儀は少ないほうがいいとその学生は言います。私がお辞儀をして、相手がお辞儀をして、またお辞儀をする。それでは相手に失礼だと。韓国では1回きちんとお辞儀をすればいいと。日本人は何度も頭を下げるばかりで、本当は心がこもっていないのかもしれないと反省させられました。

 発音では、タイの学生は「いつつ(五つ)」が「いちゅちゅ」になりがちです。タイ語には「チュ」という発音が多いのです。「ウ」音(口の形)で言おうとするとますます「チュ」になる。そこで「イ」音で言うようにしたら、できるようになりました。これは、日本人が苦手な“R”と“L”でも同じ。私たちがいきなりネイティブと同じように発音をしようと思ってもなかなか難しい。筋肉の使い方を日本語とちょっと変えてみると発音できるのです。

 

 

●確実にチャンスをものにしているという印象ですが。

 

 留学生との出会いはすごく大きかったですね。外国人と話したり、日本語を教えたりすることで、日本語や日本人の考え方がこれまで以上にはっきりとしてきました。英語の先に見える世界の面白さにますます惹かれていった、そういう時期だったと思います。