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　2014 年森里海連環学　秋の公開講座第１回目は、自らも鴨川で農業に取り組んでこられた歌手の加藤登紀子さんと、大正大学の客員教授であり、山形で自然農法に携わっておられる菅野芳秀さんをお迎えし、生きとし生けるものの基本となる大切な暮らしと私たちのゆくえついて考えます。

 

　大正大学では、一般財団法人 C.W.ニコル・アファンの森財団およびNPO法人 日本に健全な森を作りなおす委員会（委員長 養老孟司）とのパートナーシップのもと、2013 年より講座「森里海連環学」を開講しました。本講座は、2003年に京都大学フィールド科学研究センターで開講され、森から川を伝わって海へといたる生態系や流域圏をめぐる学際色豊かな学びとして広く知られています。人間の暮らしはいつの頃からか、森里海の環を分断し、生きとし生けるものが互いに疎外し合う事態に直面しています。自らの足元を照らし出し、社会の課題解決へ向けて一歩踏み出す〈知〉をみなさんと語り合います。