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地域構想研究所の広域自治体連携(コンソーシアム)第1回連携協議会を開催しました

 
 5月16日本学において広域自治体連携(コンソーシアム)第1回連携協議会が開催されました。協議会では、堀清一郎氏(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官)の講演に続き、地域創生に向けた各自治体の活発な意見交換が行われました。
 
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協議会の様子
 
■出席自治体(当日紹介順)
・徳島県阿南市 
・鹿児島県霧島市
・宮崎県延岡市
・高知県室戸市(小松市長出席)
・静岡県藤枝市
・千葉県館山市
・東京都豊島区(高野区長出席)
・埼玉県松伏町(会田町長出席)
・富山県氷見市
・新潟県五泉市
・新潟県阿賀町
・新潟県胎内市
・新潟県柏崎市
・新潟県佐渡市
・岩手県平泉町
・山形県庄内町
・山形県遊佐町
・山形県寒河江市
・山形県新庄市
・山形県金山町(鈴木町長出席)
・山形県最上町
・山形県長井市(内谷市長出席)
・宮城県南三陸町(遠藤前副町長)
以上23自治体
 
 
■会議内容の概要
 
1.開会・ご挨拶
 
 本学学長(地域構想研究所所長)の勝崎裕彦より、地域を担い地域に生きる人材育成に向けた地域構想研究所や本学の地域貢献活動について抱負を述べさせていただいたのち、首都圏連携自治体である高野之夫豊島区長、会田重雄松伏町長からそれぞれご挨拶をいただきました。
 
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高野之夫 豊島区長
 
 高野豊島区長からは、地方創生には、東京圏と地方とが理想的な連携を構築していくことが重要であり、区としても地方との共生の視点が大事だと考えていること。区内に複数の大学がある中で地域貢献という点で特に大正大学と密に連携を深めているところであり、今後、この研究所が進める自治体コンソーシアムの活動を通じて本区の政策や施策等について地方の自治体の皆様にも興味を示していただきたいこと。そして、本会が都市・地方共生に向けた大変意義ある一歩であるととらえ、区としてもできる限りの協力・支援をし、一緒に考えていきたいとの話をいただきました。
 
 
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会田重雄 松伏町長
 
 続いて、会田松伏町長からは、首都圏近郊のベッドタウンが抱える課題について提示いただくとともに、本学や他の市町村との連携、さらに将来的には学生交流などを通じて、課題解決に向けた長期的視点に立った人材育成を見据えて取り組みを進めたいとの話がありました。
 
 
2.講演会 堀清一郎氏(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官)
 
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堀清一郎 参事官
 
 堀参事官からは「『地域創生』のビジョンと今後の施策について~まち・ひと・しごと創生本部の役割と地方自治体に期待する関わり方~」と題してご講演いただきました。
 地方創生の仕事は、各地域の自治体の協力をもって成立する性格のものであり、国も地方のことを学ばせてもらうとともに、各地方の自治体においても施策の本質を理解していただき、連携して取り組んでいくことが大切だとのお話がありました。
 地方創生事業は、人口減少が進む地方だけでなく、一方では人口集中が課題となっている首都圏の問題と密接に関係するものであり、双方を視野に入れた施策の展開が求められている。また、調査の結果、地方志向の首都圏在住の人材が潜在的には相当数存在していることがわかっている。そうした地方への移住希望者が実際にはなかなか地方に定着できない現状を踏まえて、こうした人たちをどのように地方に戻していくか、そのための雇用、教育、福祉等に絡む課題の解決策について、政策的視点をお示しいただきました。
具体的には、対内直接投資、日本版CCRC構想、「奨学金」を活用した大学生等の地方定着の促進、地方拠点強化税制、政府関係機関の地方移転、地域活性化・地域住民生活等緊急支援のための交付金、ふるさと納税、小さな拠点、地域経済分析システムなどについてご説明いただきました。また、島根県海士町をはじめ各地方の先進事例をご紹介いただきました。
 これらを踏まえながら、各自治体には、ぜひ実行力あるまち・ひと・しごと創生「総合戦略」を、住民を中心に連携する大学をはじめとした外部の有識者等を巻き込んで検討していただきたいとのお話がありました。
 
 
3.連携事業説明と意見交換
 
 地域構想研究所の柏木副所長より、平成27年度研究所事業計画について説明があったのち、各自治体の首長、担当者より各自治体の紹介や連携事業に対する積極的な意見交換が行われました。
 各自治体からは、地域のそれぞれの特徴について紹介をいただきました。地域概況のほか、歴史、文化的資源、産業・雇用の状況、それぞれの市町村魅力など様々な観点からお話をいただきました。また、少子高齢化や人口流出など抱えている課題と取組内容、特にコンソーシアムに期待することや、自治体間の地域連携や首都圏との連携によって、いかに地域を担う人材を育成して活躍してもらうか、そのための支援・取組体制や将来構想等についても活発に意見が交わされました。
 
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意見交換の様子
 
 
4.情報交換会
 
 協議会終了後、今回協議会と同時に開催されたすがも鴨台花まつり・ふるさと祭りで集まった地域の方々を囲みながら、各地方自治体関係者と巣鴨3商店街の方々を交えて情報交換会を行いました。協議会本会では語りつくせなかった地方の魅力やチャレンジしていることについてご紹介いただくとともに、巣鴨3商店街の取組についてもご紹介いただき、人や物産を通じた地方・首都圏の連携を見据えて、和やかで活発な情報交換が行われました。
 
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情報交換会の様子
 
 
5.すがも鴨台花まつり、ふるさと祭り
 
 同日開催されたすがも鴨台花まつりとふるさとまつりでは、計の23の地域・団体から出店をいただき、地元巣鴨地域の方々、学生など多くの人々でにぎわいました。出店参加者からは、地域産品のイノベーションのきっかけづくりや首都圏でのテストマーケティングの場としても興味を持っていただいたようです。地方と首都圏を結ぶ人と物の交流、また学生の地方志向を醸成するよい場となりました。
 
以下の自治体・産品の出店がありました。
 
平泉町(胡麻かりんとうまんじゅう、くるみかりんとうまんじゅう、宮古の塩ドーナッツ、
     金のからしのきゅうり漬、きゅうりのしょうゆ漬、からし粉、かわらけ煎餅、平泉駄菓子、飴)
南三陸町(オクトパス君グッズ販売)
宮城県(アンテナショップの物販出展)
最上町(玉こんにゃくイートイン、漬物、草餅、しいたけ、農産加工品)
金山町(パンフレット・コースター配布)
長井市(山菜、野菜、加工品、漬物)
寒河江市(山菜、キャラクターグッズ等)
村上市(笹団子)
胎内市(フランクフルト・胎内高原ビール)
津南町(雪下人参ジュース)
佐渡市(おにぎり・豚汁・スムージー)
阿賀町(椎茸焼き、山菜類・山菜加工品・原木生しいたけ)
五泉市(殿様しいたけ、アロニア&梅ジャム等)
川越市(小江戸ビール)
館山市(そら豆、とうもろこし、花卉、フルーツ加工品)
氷見市(ひもの・味噌汁試食、味噌、煮干し等)
藤枝市(みそ・こんにゃく・梅干・金山寺みそ、まんじゅう、あめ、しょうが醤油等、乾椎茸詰め放題)
静岡県(富士宮焼きそば・浜松餃子)
阿南市(ゆず・すだち加工品、スダチジュース等)
延岡市(チキン南蛮)
霧島市(パンフレット・ミネラルウォーター)
大正大学鴨台食堂(ドーナッツ・コーヒー)
大正大学学生(じゃがバター)
 
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