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【著書出版】文学部 人文学科 哲学・宗教文化コース 寺田喜朗先生 編著の『近現代日本の宗教変動―実証的宗教社会学の視座から―』が発売

本学の文学部 人文学科 哲学・宗教文化コース教授の寺田喜朗先生 編著の書籍、『近現代日本の宗教変動―実証的宗教社会学の視座から―』が発売されました。

寺田先生は宗教社会学が専門で、「宗教は幸福や正義をどのように説いてきたか」「グローバル化と宗教の関係について」といったテーマで研究をされています。

【書籍情報】
書名:『近現代日本の宗教変動―実証的宗教社会学の視座から―』 
    寺田喜朗・塚田穂高・川又俊則・小島伸之 編著
ページ数:410ページ
出版社名:ハーベスト社
言語:日本語
ISBN:978-4-86339-078-2
定価:3,800円(税別)

寺田

 

【内容】
本書は、近現代日本における宗教構造とその変化について 実証的宗教社会学の立場から検討を加えたものである。 ここで言う「宗教構造」とは、①「宗教運動・集団」、②「慣習的な宗教文化」、③「国家・公権力と宗教との関係性」の3層の様式とその連関を意味する。それらが、幕末から明治・大正・昭和・平成までの約1世紀半における社会変動のプロセスにおいてどのように変容・変貌してきたのか――近現代日本の宗教変動――、それぞれの論者が事例研究を踏まえて実証的に明らかにしようとしたものである。

※本書は、平成28年度大正大学学術出版助成の交付を受けて刊行されている。


【目次】
序章 日本における宗教構造の変容と宗教社会学 寺田喜朗 ・ 小島伸之
第Ⅰ部 宗教運動論の展開
第1章 教団類型論と宗教運動論の架橋 寺田喜朗 ・ 塚田穂高 ―日本の新宗教の事例から―
第2章 佛立講系在家仏教運動の類型間移行 小島伸之 ―伝統テクスト型教団の展開過程―
第3章 「近代教団」としての金光教の形成 藤井麻央 ―明治期における宗教運動と宗教行政―
第4章 霊波之光教会におけるカリスマの成立と継承 塚田穂高―霊能の指導者集中型教団の発達課題―
研究動向1 世俗化論・合理的選択理論 大場あや

第Ⅱ部 地域社会と宗教
第5章 近隣ゲマインシャフトと葬送習俗 寺田喜朗―根白石村における契約講のモノグラフ―
第6章 政教分離訴訟の宗教社会学 塚田穂高 ―北海道砂川市有地上神社問題のフィールドから―
第7章 人口減少時代の教団生存戦略 川又俊則 ―三重県の伝統仏教とキリスト教の事例―
研究動向2 戦没者慰霊研究 小林惇道

第Ⅲ部 国家と宗教
第8章 穂積陳重の先祖祭祀論 問芝志保―「国体イデオロギー」言説の知識社会学―
第9章 昭和戦前期日本の「宗教弾圧」再考 小島伸之―特別高等警察の目的と論理―
研究動向3 国家神道研究 原田雄斗

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