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【学生の学び】表現文化学科 エンターテインメントの社会的効用の研究 ~エンタメ業界回復に向けての提案をおこなう~

大正大学の表現文化学科アート&エンターテインメントワークコースでは企業・団体と共同で様々な社会課題の解決をエンターテインメント(以下、エンタメ)の力で模索しています。その中の川喜田ゼミ(担当教員:川喜田 尚)では、吉本興業グループにご協力いただきながら「エンタメ(特にライブエンタメ※)をもっと多くの人にいきわたるようにし、コロナ禍で打撃を受けたエンタメ業界の回復の手助けをする」ことを目標に、エンターテインメントの社会的効用について研究。エンタメ業界回復に向けての提案を考えました。
本研究では、大学のある巣鴨での「チケット購入」についての街頭調査により、高齢者がエンタメのチケットを買いづらいと感じている現状が判明。対象を高齢者に絞り「①Go Toエンタメ」と「②チケットコンシェルジュ」の2案を考えました。
3月2日(木)には、吉本興業グループの社員の皆様の前で、この2案のプレゼンテーションをおこない、発表後にはフィードバックをいただきました。
学生が本学で身につけた表現力やコミュニケーションスキル、分析力を発揮する場となったと同時に、発表の仕方、資料の作成方法、エンタメに対する考え方を学ぶことができた貴重な機会となりました。

※ライブエンタメ…本授業では、「リアル」「一体感」「非日常」が重視されるもので、同一空間、や同一時間が共有されるものとしている。
例:パフォーミングアーツ(音楽ライブ、演劇など)、スペクテイタースポーツ(スポーツ観戦)


研究結果を発表する学生の様子


吉本興業グループの皆様からフィードバックをいただきました

■授業当日にご協力いただいた方々
株式会社よしもとセールスプロモーション
 取締役 チケット営業本部 本部長 中島 毅様
 チケット営業本部 野島 梢様、高橋 紬様

■提案内容
「①Go Toエンタメ」…エンタメに触れるきっかけを作ることに焦点を当てた。クーポンを配布してエンタメを楽しむ仕組みづくりをおこなう提案。
「②チケットコンシェルジュ」…インターネットでのチケット購入が難しい人が買いやすくなることに焦点を当てた。携帯キャリアサービスを使ったチケット販売の提案。

■講 評(抜粋)
・全体を通して、大変すばらしい発表だった。
・研究にはエピソードとエビデンスの2つの視点が大事。その組み立てをしっかりさせるとさらに良い資料になる。
・エンタメを見た方が良い理由を数値化できると説得力が増す。ただし、盛り上がりやその臨場感などの数値化できない理由で“純粋にエンタメが好き”と思ってくれる人も増やしていきたい。

■担当教員(川喜田 尚教授より一言)
エンタメのプロから直接アドバイスをいただけて学生たちには得難い経験となった。誰に何を伝えたいかをはっきりさせて、作成する資料や発表の仕方を考えることが大切。今後はそのような視点も持ちながらさらにブラッシュアップしてほしい。

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