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まだ間に合う!論文執筆の裏技と論文の印象を良くする最後の一手間教えます(1)

みなさんこんにちは、コンシェルジュの岩下です。

12/4(水)は、柴田康順先生によるラーニングコモンズレファレンス~授業の合間に受けるプチ・レクチャー~が開催されました。

テーマは「まだ間に合う!論文執筆の裏技と論文の印象を良くする最後の一手間教えます(1)」。

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▲最後の一手間が、論文の印象をぐっと良くします。

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▲(左)論文相談に訪れた学生さん (右)柴田先生

今回柴田先生がご用意くださった資料は、「質問紙編(実験編)」と「面接編」のふたつの項目に別れています。この資料では、論文を書くにあたって必要な作業について、柴田先生の親切なアドバイス付きで手順が解説されています。また、急いで結果を出したい人に向けては「時間がないときは・・・」という項目まであり、まさに至れり尽くせりです。

せっかくなので、今回の資料から抜粋して内容をご紹介しましょう。

例えば、「質問紙編(実験編)」の【考察】では次のように述べられています。

【考察】

  1. 研究のまとめ(目的と結果の部分をまとめる)
  2. 仮説が支持されたかどうかの確認
    支持―先行研究の知見から得た仮説が正しい
    棄却―先行研究とは別の知見が得られた理由
    (対象・分析方法は適切か、時代背景は先行研究と比べてどうか)
    ※自分の意見を主張したい場合、同様の主張をしている先行研究の記述を探した方が、より説得力が増す。
  3. 研究の意義と展望
    最終的には構成概念のレベルから当初の目的である現象のレベルまで戻すことで自分の研究が役に立つことを証明できる。

それから、「面接編」の「結果と考察」では次のように述べられています。

結果と考察
質的研究は結果と考察が基本的には切り離せないので結果をまとめて考察を加えることを繰り返す。
カテゴリーを表す語りの引用などは最小限に、というより基本的には一番大きなカテゴリーの説明以外の引用は必要なし!
全体的に何を言っているのかをまとめる際にカテゴリー名を使ってみる、といった感じで書くと見やすい

この資料の全文を読みたい方は、コンシェルジュデスクまでお声かけください。学部学科に関わらず必要としている方に差し上げます。

次回のラーニングコモンズレファレンス(臨床心理学)は、12/11(水)13:30~15:30まで開催します。テーマは「まだ間に合う!論文執筆の裏技と論文の印象を良くする最後の一手間教えます(2)」!どうぞふるってご参加ください。

それでは ヾ(*'▽'*)o

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