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鴨台祭の知的書評合戦ビブリオバトルを見学してきました 二日目

開催一日目のレポートはこちら→/wp/wp-content/uploads/learning_commons/2014/11/11-100715.html

11/3(月)は、岩下さんに代わり図書館の伊藤がビブリオバトルの様子を見学しました。

今回は前日のチャンピオン大会とはおもむきをガラリと変え、一般参加可能のバトル!
大正大学の学生のほか高校生のバトラーも参戦し、バラエティに富んだバトルが繰り広げられました。

今回のテーマは「白」。
11/2(日)のテーマ「泥臭い青春」同様、今年度鴨台祭のテーマ「プンダリーカ~泥に染まらぬ白蓮華~」にちなんだものだそうです。

前日同様、審査員に表現学部長の小嶋知善先生を迎え、バトラー・観客の皆さんも大盛り上がりの大会となりました。

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▲ギャラリーにはたくさんの観客の皆さんが!質疑応答も活発に飛び交いました。

それでは、バトラーのおすすめ本をさっそく紹介していきましょう。

 

書名:坂の上の雲
著者:司馬遼太郎
出版社:文藝春秋

最初に登場したのは、大正大学学生のとーずみさんです。
紹介する本は『坂の上の雲』。司馬遼太郎による長編歴史小説です。
とーずみさんは、主要な登場人物の中でも一番お気に入りだという秋山真之の魅力について話してくれました。また、これからも司馬遼太郎の作品をどんどん読んでいきたいという意気込みも明かしてくれました。

 

書名:だれも知らない小さな国
著者:佐藤暁
出版社:講談社

続いてのバトラーは参加者唯一の高校生バトラー、かずささんです。
紹介する本は『だれも知らない小さな国』。かずささんが小さい頃、おじさんからプレゼントしてもらったこの本を部屋の片付けで久しぶりに手に取り、プレゼンしようと思い立ったそうです。
日本で初めてのファンタジーとされている本作品を懐かしむギャラリーも多数いらっしゃいました。
もし自分が主人公だったら、「こぼしさま」とどんな国づくりをするかとの質問に「そっと見守ります・・・」と答えたかずささんが印象的でした。

 

書名:君と僕の歌―world’s end
著者:橋本 紡
出版社:アスキー・メディアワークス

3番目のバトラーは、大正大学学生のおーさんです。
紹介する本は『君と僕の歌―world’s end』。「絵本仕立てなので、時間があればすぐ読めてしまいます」と、おーさん。滅びゆく世界の中で出会った主人公とヒロインが日々を過ごす物語とのことですが、ヒロインが純粋な心を持つピュアな少女だということにちなんで、テーマの「白」が思い浮かんだそうです。

 

書名:佐賀のがばいばあちゃん
著者:島田洋七
出版社:徳間書店

最後のバトラーは、大正大学学生のあおきさんです。

紹介する本は『佐賀のがばいばーちゃん』。東京育ちのあおきさん、がばいばーちゃんの言動、ポジティブさに衝撃をうけたそうです。印象的なエピソードをいくつか紹介してくれたのですが、その度にギャラリーからもどっと笑いがおきていました。

 

以上4名のプレゼンが終了し、バトラーと観客のみなさんでの投票タイムです。

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▲一日目同様、バトラーは観客に背を向けて結果を待ちます。

投票結果の発表に移る前に、小嶋先生から本日の講評をいただきました。

先生から各バトラーへの講評のほか、ビブリオバトルに参戦する際の本の選び方からプレゼンで押さえるポイントまで、具体的なアドバイスをいただきました。まるで「ビブリオバトル必勝法」を伝授していただいたかのような講評でした。

そして、最多票を獲得し、みごとチャンプ本に輝いた本は・・・

あおきさんの紹介による『佐賀のがばいばーちゃん』でした!あおきさんおめでとうございます!!

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▲お気に入りのエピソードを楽しそうにプレゼンしてくれました

続く審査員特別賞には、『だれも知らない小さな国』が選ばれました!高校生バトラーかずささん、おめでとうございます!!

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▲小嶋先生も太鼓判を押すプレゼンでした

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▲2日目のバトラーと小嶋先生。皆さんナイスバトルでした!

最後に、鴨台祭での知的書評合戦ビブリオバトルを企画・運営してくださった鴨台祭実行委員のみなさん、どうもありがとうございました。私たちもギャラリーの一人として楽しませていただきました。

鴨台祭の知的書評合戦ビブリオバトルはこれにて幕を閉じましたが、ラーニングコモンズでは引き続き月に一度の知的書評合戦ビブリオバトルを開催しています。

次回11/12(水)のバトルにも、みなさんぜひ遊びに来てくださいね!

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