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綜合仏教研究所

【開催御礼】公開講座「『八千頌般若』の哲学性について」について

綜合仏教研究所では、2013年3月19日(水)に、Gregory M. Seton氏(オックスフォード大学 博士課程)を講師にお迎えし、公開講座「『八千頌般若』の哲学性について(Is the Transcendent State of Wisdom Scripture in Eight Thousand Verse Lengths philosophical at all?)」を開催いたしました。

 

内容としては、大乗経典のなかでも最古層に属する『八千頌般若経』がどのように哲学的に解釈されてきたかを中心にお話しいただきました。

 

まず『八千頌般若経』の成立について、思想的な部分が古いとする平川彰先生の学説や干潟龍祥先生の学説を踏まえ、近年、グレゴリー・ショペン先生や辛嶋静志先生が『八千頌般若経』の哲学的な部分をどのように考えているかを解説してくださいました。
 

その後、『八千頌般若経』のサンスクリットテキストを実際に読み進めながら、修辞的表現や使用されている単語をもとに、Gregory 先生 の自説を解説していただきました。
サンスクリットテキストを読み進める際のGregory 先生の解釈は、ひとつひとつの単語の意味を重視し、そこからどのような構文になっているのかを捉え、翻訳をするという、文献学に忠実な方法であり、当研究所の研究員・研究生にとって、大変参考になるものでした。

 

質疑応答では、Gregory 先生と当研究所の研究員との間で、経典の哲学的な部分をどのように考えるのかについて、活発な意見交換もあり、有意義な時間となりました。

 

Gregory 先生をはじめ、ご来場いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。

 


綜合仏教研究所事務局 

 

 

<Gregory M. Seton 先生  講義の様子>

グレゴリー先生.jpg   グレゴリー先生講義風景.jpg

 

 

 

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