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綜合仏教研究所
【ご案内】第21回仏教×科学相関研究会 《仏教と科学における対話と論理》
仏教はさまざまに枝分かれし、教義も儀式もいろいろな様相を呈して一見するととらえどころがありません。しかし、たとえば弘法大師空海の『三教指帰』では、教化のための対話とそこで説得力を持たせる論理の存在を見ることができます。他方、科学もさまざまな領域に探究の触手を伸ばし、研究対象も手法も多様に発展しています。そして科学でも、ガリレオの『天文対話』を見れば、対話と説得の論理が重要な意味を持っていることが分かります。今回、両者における〈対話と論理〉の意味について、二つの事例研究から考える機会を持ちたいと思います。ぜひ川崎の地にご参集ください。
山田俊弘(仏教×科学相関研究会代表、事務局)
tosmak-yamada@muf.biglobe.ne.jp
記
日時:令和8年9月30日(水)10:30-12:00
場所:川崎大師教学研究所(川崎市川崎区東門前1-9-9、東門前駅下車)
話題提供①:嶋田毅寛氏(大正大学 綜合仏教研究所研究員)
テーマ:「論理と弁証:龍樹・ウィトゲンシュタイン・ヤスパース」
内容:本発表では、拙著「ヤスパース「龍樹論」におけるウィトゲンシュタインへの言及」(比較思想研究51、2025)を紹介し、西洋近代哲学の文脈より龍樹の論理構成法の特質に迫る。とくにヤスパースによるウィットゲンシュタイン『論理哲学論考』との比較の意味を考察する。
話題提供②:児玉瑛子氏(國學院大學 日本学術振興会特別研究員PD)
テーマ:「正しい論理は対話を可能にするか—仏教論理学における〈他者〉概念の変遷から—」
内容:拙著「仏教論理学における自己と他者―議論の構成員としての立論者・対論者・審問者」(智山学報75、2026)に拠り、インド仏教論理学派における論証行為の変化を紹介する。論理を精緻化し、自派教義を正当化することが、異なる立場や信仰をもつ他者との対話に何をもたらすか考えたい。
以上
