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文学部 歴史学科 日本史コース

文学部 歴史学科日本史コース

史料に基づいて考察する実証史学を実践し、課題解決力を育んでいく。

こんなキミに学んでほしい

  • 日本の歴史や文化の知識を身につけたいという意欲があり、自ら調査、分析ができる人
  • 日本史を専門的に学ぶために必要な基礎的知識や読解力を身につけた人
  • 日本の歴史の大きな流れをつかみ、現在の社会や文化をより理解するための力を養いたい人
  • 歴史を学ぶことで、データから情報を読み取る力や、未来への問題解決力を養いたい人

この分野が学べます

  • 日本史学

このコースのめざすこと

日本史コースでは、戦国史研究の権威であり、歴史学科の学びの基礎をつくった高柳光寿先生が説いた「歴史の研究は良質な史料に基づかなければならない」を今でも大切にし、史料を重んじる「実証史学」に基づいた学びを実践しています。古代王朝の政権から、貴族・武家の政治を経て近現代に至るまで幅広く学べ、また中世・近世を中心とした仏教に関しては、古文書や文献史料を豊富に所蔵しています。日本の歴史や文化の大きな流れをつかむことは、現代の社会を理解することに役立ちます。ともに深淵な日本史の魅力を探っていきましょう。

このコースのポイント

  1. 1

    本物に触れる学習と教授陣の丁寧な指導

    古代・中世・近世・近現代、すべての時代を専門の専任教員が担当し、学生一人ひとりが興味・関心を持つ領域についてきめ細やかな指導を行っています。また、各教員によるゼミ合宿やフィールドワークを積極的に行っており、歴史的な現場に身を置き、本物に触れながら歴史を学ぶこともできます。学びを通じて豊かな感性を磨きましょう。

  2. 2

    自主性を重んじた
    最良の学びの環境

    学生たちの学習拠点となる歴史学科フロアは、ラーニングコモンズ化を推進しています。学科閲覧室ではPCを増設し、文献情報・史料などの活用能力、情報処理能力向上のための環境を整えました。また、大学院生や卒業生を「コンシェルジュ」として配置しており、教員の指導と連動した指導体制を構築しています。

  3. 3

    豊富な史料を使って実証的な研究法を習得

    大正大学には、日本文化を学ぶうえで欠かすことのできない史料や、仏教に関する古文書・文献が充実しています。こうした全国的にみても恵まれた環境は、大きなアドバンテージです。歴史資料に基づいて客観的に分析する実証的研究を続けることで、情報の真偽を見極める能力や論理的思考力、問題解決力などを培うことができます。

在学生が教える、こんな学びがおもしろい!

カリキュラム・授業内容

1年次は日本の歴史や文化に関する基本的な知識や、日本史研究の教養を身につけます。2年次は知識を深めるとともに、史料読解の技能など基礎的な研究方法を学びます。3年次は専門的知識を学ぶとともに問題意識を養い、今後の研究の方向を定めます。4年次は各自の研究テーマに基づいて精査・研究・ディスカッションなどを行い、卒業論文を完成させます。

期待される主な進路

  • 教員
  • 公務員、図書館などの公的施設職員
  • 文化財修復、美術関連、博物館・美術館
  • マスコミ、出版関係
  • 教育産業
  • その他一般企業(企業の企画、調査部門など。語学を習得し、国際舞台で活躍することも期待されます)

歴史資料や文化財を取り扱う仕事や教育関係など、文化を守り継承していくためのさまざまな職業に就くことができます。それだけでなく、公務員、出版・マスコミ関連企業など、多彩な進路選択が可能です。

進路選択に役立つ資格や教員免許状を取得できるよう教育課程を編成しています。

カリキュラム・授業内容

教育方針

ディプロマ・ポリシー(DP)

歴史学科は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成するために、歴史学科の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた学生に学位を授与します。

知識技能
  1. 歴史についての幅広い知的好奇心をそなえ、専門的かつ広範な知識を身につけている。
  2. 日本史学、東洋史学、文化財・考古学の実証的な研究方法を身につけている。
思考判断表現
  1. 自らの学びの対象として設定した問題について、日本史学、東洋史学、文化財・考古学のいずれかの領域の研究方法を通じて解決することができる。
  2. 自らが学んだ知識や経験にもとづく考察を、客観的に口頭や文章で表現することができる。
  3. 知識集約型社会を見据えて、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑で多様な現代社会の課題に応えることができる。
関心意欲態度
  1. 日本史学、東洋史学、文化財・考古学の多様な学びを通じて、社会人としての責任や役割を主体的に果たそうとする姿勢を身につけている。
  2. 自らが学んだ領域を活かして、地域社会(コミュニティ)が抱える課題を他者と協働しながら解決しようとする意欲を有している。

カリキュラム・ポリシー(CP)

歴史学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、日本史コース、東洋史コース及び文化財・考古学コースにおいて、以下のカリキュラムを編成します。

教育内容
  1. 各専門分野における知識を体系的に修得するために、基礎部門の学科共通科目、応用部門の特講科目などを系統的に配置します。
  2. 各専門分野における研究方法の理解と実践を進めるため、専門別のゼミナールの他、選択科目として基礎研究科目などを配置します。
教育方法
  1. アクティブラーニング:主体的にものごとに向かう姿勢を身につけ、他者との協働によって問題を解決する能力を育成するために、アクティブラーニングなどを取り入れ、自ら発表したりディスカッションをする機会を設けます。
  2. 少人数教育:専門教育においては、歴史についての専門的な知識や実証的な研究方法を身につけるために、基礎ゼミナールや専門ゼミナールなどの少人数からなる集団を組織し、学習活動を進めます。
  3. 実習・フィールドワーク:自らの視野を広げ、情報収集や整理の技能を高めるために、地域社会の歴史的資源を活用し、実習やフィールドワークなどの学習機会を提供します。
  4. 卒業論文:卒業論文を全学科生に課すことにより、各自が研究目標を定め、学習成果を論理的・創造的に表現する機会をつくります。
評価
  1. 4年間の総括的な学習成果については、全学科生に課せられる卒業論文に対して、担当教員による評価と口述試験を行い、ディプロマ・ポリシーで示された資質・能力の達成状況を評価します。
  2. 卒業時には、カリキュラム改善の指標とするため、卒論ルーブリックや面接調査などにより学生生活全般に対する総括的評価を行い、カリキュラムのPDCAサイクルを推進します。

アドミッション・ポリシー(AP)

歴史学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。

知識技能
  1. 高等学校で履修する地理歴史の内容を十分に理解している。
  2. 歴史学科の学びに必要な基礎的な知識・技能を有している。
思考判断表現
  1. 物事を順序立てて考えることができる。
  2. 多様な考え方を整理して説明することができる。
関心意欲態度
  1. 歴史や文化に関することに幅広く深い関心を持っている。
  2. 読む、聞く、書く、話す能力のさらなる向上やわかりやすい表現方法の習得に意欲を持っている。
  3. 自らの学びを通して、地域や社会に積極的に関わっていこうとする意欲を持っている。
  4. 研究・調査や実習などを通じて、他者への配慮を身につけようとする意欲を持っている。
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