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ラーニングコモンズのブログ

維摩経でラーニングコモンズレファレンス

みなさんこんにちは!コンシェルジュの岩下です。
試験は無事に乗り越えられましたか?試験が終われば、季節は春に向かいます。これから社会に出る人も、大学に残る人も、それぞれの春を迎える準備をしましょう。
 
1/24(火)は、ラーニングコモンズレファレンス(仏教)が開催されました。ご担当は仏教学科の吉澤先生です。
 
今回のテーマは「維摩経(ゆいまきょう)」。維摩経とは、大乗仏教経典のひとつです。
 
維摩経にはチベット語版と漢語版が存在することが知られていましたが、原典であるサンスクリット語版の所在は長年のあいだ不明とされてきました。ところが、1999年にチベットのポタラ宮において、ついに維摩経の原典が発見されたのです。この大発見、実は大正大綜合仏教研究所の学術調査隊によってもたらされたんですよ!
 
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▲サンスクリット語版の維摩経(複製)と各種参考資料

維摩経には「維摩」という人物が登場します。吉澤先生から、維摩がお釈迦様の弟子たちとやりあうエピソードを教えてもらったのですが、どれも破天荒で面白かったです。これまではお経に対して堅苦しいイメージしか持っていませんでしたが、読み物としても面白いのかもしれないと思いました。
 
さて、今年度のラーニングコモンズレファレンス(仏教)は、今回をもって終了です。参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました。
 
次回の開催は、来年度(4月以降)になる予定です。詳しい日程が決まり次第、このブログを通じてお知らせします。お楽しみに。
 
それでは、また ヾ(*'▽'*)o
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