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【開催レポート】第8回知的書評合戦ビブリオバトル

こんにちは、コンシェルジュの岩下です。
朝晩は随分と涼しくなってきました。いよいよ秋の到来です。秋といえば読書、読書といえば知的書評合戦ビブリオバトルです。

そんなわけで、10/2(水)に開催された第8回知的書評合戦ビブリオバトルの開催レポートをお届けします。

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▲今回のゲームはこちらのメンバーでお送りします。

秋学期が始まった直後の忙しい時期だったせいか、今回のエントリーは3名のみ。久しぶりに少人数でのビブリオバトルとなりました。

しかし、人数が少ないからといってゲームが盛り上がらなかったわけではありません。今回のテーマ「夏休みに読んだ本」にふさわしい、ホットな戦いが繰り広げられました。

まず最初に登場したのは職員バトラーの周さんです。紹介する本は『平台がおまちかね』。出版社の新人営業マンである主人公が、本にまつわる謎と出会う日常の謎系ミステリだそうです。周さんは「この本のジャンルはミステリですが、主人公の成長の物語でもあります。新人営業マンである主人公は、仕事の中でたくさんのミスをしますが、常に『このミスはどうして起こったのか?』を考えています。そういう意味では、就職活動中の学生さんにもおすすめの本です」と仰っていました。また、この本は周さんの身の回りの出版業界の人からも好評だそうですよ。

 

次に登場したのは、すっかり常連の小池さんです。今回は『DD北斗の拳』を紹介してくださいました。この本は、かの有名な漫画『北斗の拳』を基にしたギャグ漫画なのだそうです。元祖『北斗の拳』では199x年に起こった核戦争後の世界が描かれましたが、この『DD北斗の拳』では199x年に核戦争が起こらなかった世界が描かれているとのこと。ちなみに、ケンシロウは平和な世の中で北斗神拳を活かすことができず、コンビニでアルバイトをしているそうです。最後に小池さんから一言。「お前はもう、読んでいる!」m9(・∀・)ビシッ

 

最後に登場したのは、前回のチャンプ本を紹介してくれたタカムーさんです。ネクタイ姿で凛々しく決めたタカムーさんが紹介する本は『あした死ぬかもよ?』。タカムーさんがこの本と出会ったのは、夏休みに実家へ帰省した時のことだそうです。「『明日は死ぬかもしれない』と思うことで、今日をより良く生きようと考えるようになりました。不思議ですが、この本を読んだおかげで自分は明るくなれたと思います」とのこと。続く質疑応答では、ギャラリーから「メメント・モリ(死を思え)」という言葉について、また仏教の修行における白装束についてなど、生と死にまつわる興味深い話が飛び出しました。

以上で今回の紹介本3冊が出そろいました。

投票の結果、今回のチャンプ本は・・・・・・タカムーさんが紹介してくださった『あした死ぬかもよ?』に決定しました!なんとタカムーさんは、前回に引き続き二連続でのチャンプ本推薦者となりました。おめでとうございます~!

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▲勝利のポーズ。

それでは、見事に戦いを制したタカムーさんへインタビューしてみましょう!

Q:ビブリオバトルへの参加は何回目ですか?
A:4回目です。

Q:この本を選んだきっかけは?
A:今回テーマが夏休みに読んだ本ということで、夏休みに地元(高知)に帰省中、セミが死んでいたのを目にして、その悲しみに浸っている時にたまたまコンビニに売っていたから。

Q:今回の勝因は何だと思いますか?
A:服を喪服っぽくしたところです!!嘘です・・・。人数が少なかったからかもしれません・・・。(皆さん、一緒に参加しましょう!!)

Q:最後に一言どうぞ!
A:『暗殺拳!!!』皆さん、一日一日を大切に。いつ死ぬかなんて分かりませんから。チャンプ本二連続選出ありがとうございました!!

いつも元気なタカムーさん、どうもありがとうございました。

次回の知的書評合戦ビブリオバトルは、10/23(水)13:30からの開催です。テーマは「食(食べ物)にまつわる本」とさせていただきます。

食べ物にまつわる本であれば、グルメ本でもレシピ本でも、何でもOKです。もちろん、「主人公が食べ物をおいしそうに食べるシーンが印象的な小説」などでも構いません。テーマについてはあまり難しく考えなくても大丈夫です。今回のテーマを聞いて、あなたの心に浮かんだ本を紹介してください。

それでは ヾ(*'▽'*)o

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