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東京国立博物館特別展「台北國立故宮博物院―神品至宝―」の魅力 其の二

みなさんこんにちは、図書館の須藤です。

6月27日(金)は椎名一雄先生によるラーニングコモンズレファレンスが、開催されました。
今回のテーマは、「東京国立博物館特別展『台北國立故宮博物院―神品至宝―』の魅力 其の二」です。

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ちなみに、前回「東京国立博物館特別展『台北國立故宮博物院―神品至宝―』の魅力」の記事は以下をご覧ください。/wp/wp-content/uploads/learning_commons/2014/06/17-161554.html

今回のラーニングコモンズレファレンスには、大正大学に職場体験に来ている巣鴨北中学校の生徒も参加してくれました。椎名先生は、『蒙古襲来絵詞』(もうこしゅうらいえことば)の複製本を見せながら、中学生に説明をしてくださいました。

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『蒙古襲来絵詞』は元寇の様子を描いたものです。日本史の教科書にも載っている有名な資料ですが、全てを見たことがある方は少ないのではないでしょうか?今回は、図書館から持ってきた複製本を広げながら説明してくれました。10メートル以上の長さに中学生は驚いていました。先生には、大学での勉強の仕方についても教えていただき中学生も真剣に聞いていました。

続いて、「東京国立博物館特別展『台北國立故宮博物院―神品至宝―』」に実際に足を運ばれた、椎名先生に展示会の感想や当日の様子を教えてもらいました。

先生は、90分近く並んで今回の特別展の目玉である「翠玉白菜」を見たそうです。写真で見る「翠玉白菜」と本物は大きく違っており、本物を見ることの大切さを教えてもらいました。本物を見ることで、質感や造形の詳細を感じ取ることができるそうです。ちなみに、先生のベストアングルは8時の角度から見る「翠玉白菜」だそうです。
※「翠玉白菜」の展示は7月7日(月)で終了しました。

先生から「チケット売り場も混雑しているので、事前にチケットは購入しておくこと」「暑いので水分補給はしっかりする」等のアドバイスをしていただきました。また、特別展は混雑していたものの、常設展は人が少なかったそうです。「いいものをゆっくり鑑賞できるので常設展にも足を伸ばしてみるといい」とおっしゃっていました。

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また、「オトナの博物館見学」と題してオトナが行っても楽しめる体験型の博物館について教えていただきました。体験型博物館として椎名先生は印刷博物館と山梨県立考古博物館の二つの博物館を紹介していただきました。今回、先生は印刷博物館で活字を集め配列し印刷する活版印刷の体験をしてきたそうです。

■印刷博物館のwebページ
http://www.printing-museum.org/
印刷体験ができます。

■山梨県立考古博物館のwebページ
http://www.pref.yamanashi.jp/kouko-hak/
古代の「火起こし」体験・「勾玉」作り体験・青銅器作り体験等ができます。

今回のラーニングコモンズレファレンスは中学生も参加し、いつもと違う雰囲気で進行しました。また、今学期の椎名一雄先生によるラーニングコモンズレファレンスは7月11日(金)の開催をもって終了しました。秋学期以降の予定は、決定次第ブログ等を通じてみなさまにお知らせいたします。

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