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【開催レポート】テーマ→「『教育』にまつわる本」で知的書評合戦ビブリオバトル

岩下:

こんにちは、コンシェルジュの岩下です。1/14に開催された知的書評合戦ビブリオバトルの観戦レポートをお届けします!お相手はこの方、Bun-Uさんです。

Bun-U:

こんにちはBun-Uです。今回も、前回に引き続きレポートを担当します。

岩下:

常連バトラーのBun-Uさんは現在学部3年生です。今回のゲームにはバトラーとしての参加はありませんでしたが、観戦レポートの執筆という形でご協力いただきました。

ちなみに前回Bun-Uさんにご協力いただいたレポートは下記URLで公開中です。

/wp/wp-content/uploads/learning_commons/2014/12/23-111102.html

では、さっそく今回のゲームの内容紹介に移りましょう。Bun-Uさん、お願いします。

Bun-U:

はい。今回のゲームには4人のバトラーが参加しました。テーマは<学校><教える><先生>など「教育」にまつわるものです。

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▲ディスカッションも盛況でした!

 

書名:友だちいないと不安だ症候群に効く授業。
著者:齋藤 孝
出版社:朝日新聞出版

Bun-U:

最初にイックンさんが紹介したのは『友だちがいないと不安だ症候群に効く授業。』です。イックンさんは、中学・高校生時代は人と関わることは得意ではなかったそうです。大学生になってこの本を読み、相手の好きな趣味の話をする、知らないことを素直に聞くというように接すると人脈が広がったと語りました。また、ときには「一人でいることも必要である」と付きあいかたなども教えてもらったことが興味深かったです。

岩下:

イックンさんは教育人間学科に所属していて、普段から教育関連の本をたくさん読んでいるそうです。今回はその中でも特におすすめだという一冊をお持ちくださいました。著者はこの本の中で、自分と友達との距離をコントロールする力のことを「友だち力」と呼んでいるそうです。本の内容を実践したというイックンさんが、この本のことを「自分を救ってくれた本」だと紹介してくれたのも印象的でした。

 

書名:ぶたぶた日記
著者:矢崎 存美
出版社:光文社

Bun-U:

2番目にバタヤンさんが紹介したのは『ぶたぶた日記』です。
この本の主人公の「山崎ぶたぶた」というぬいぐるみがカルチャー教室に通い始め、仲間の生徒たちとの人生を豊かに変えていく物語です。他のバトラーが「どのような場面が感動しましたか」と質問をしたところ「ある生徒が高校を中退して引きこもりになったが、主人公と出会うきっかけで脱出することができた物語が感動した。」と答えてくれました。

岩下:

バタヤンさんは自分の卒業論文のテーマについて調べるうちに、「現代の教育の在り方が”みんなと違う人は受け入れられない”と考える人を作り出す側面があるのではないか」と感じるようになったそうです。この小説に登場するぶたぶたさんは、動いて喋れるぬいぐるみにして中年男ということで、まさに「みんなと違う人(?)」。ぶたぶたさんの存在は、バタヤンさんの卒業論文のテーマと遠いところで繋がっているんですね。

 

書名:日本の教育ドイツの教育
著者:西尾幹二
出版社:新潮社

Bun-U:

3番目によっしーさんが紹介したのは『日本の教育ドイツの教育』です。
よっしーさんは日本とドイツの教育制度の違いを説明してくれました。私が驚いたのは、日本の小中学校には落第(留年)や飛び級という制度がないのに対して、ドイツではそれらが当たり前に行われるということです。

岩下:

恥ずかしながらわたしは今回よっしーさんのお話を聞くまで、外国の教育制度について深く考えたことがありませんでした。そんな中、よっしーさんが紹介してくださった「『平等』の捉え方によってその人の幸福感が変わる」という言葉はとても新鮮に感じました。ちなみにこの本は大正大学附属図書館に所蔵されています!

 

書名:ヤンデレ彼女 〈6〉
著者:忍
出版社:スクウェア・エニックス

Bun-U:

最後に喜多江戸川佑李桜(きたえどがわゆうりおう)さんが紹介したのは『ヤンデレ彼女』です。この作品はラブコメディ漫画であり、現在では15巻まで刊行されています。私は、どのような場面が今回のテーマと関連するのかが良く分からなったので、発表終了後に質問してみました。すると彼は「6巻の中で校長先生が教育理念を掲げているところです。」と答えてくれました。主人公の田中学が恋人の竜崎れいなに大切なことを教え、彼女がデレていく恋愛物語でもあります。

岩下:

喜多江戸川佑李桜さんご本人によると「プレゼンタイム中に『教育』の話を出さなかったのは戦略!」だそうです。喜多江戸川佑李桜さんはビブリオバトルへの参加回数も多く、その都度いろいろな戦略を試してくださっています。果たして今回はその戦略が吉と出るのか凶と出るのか!?

Bun-U:

以上で今回の紹介本はすべて出そろいました。

岩下:

続いては投票です。
「自分が一番読みたくなった本」に一票を投じます。

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▲今回も混戦模様です!

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▲というわけで、決選投票。

Bun-U:

今回も一度の投票では決着がつかず、決選投票にもつれこみました。

岩下:

決選投票の結果、見事チャンプ本に輝いたのは『友だちいないと不安だ症候群に効く授業。』に決定しました!パチパチパチパチ~!

Bun-U:

紹介してくださったイックンさん、おめでとうございます!

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▲チャンプ本『友だちいないと不安だ症候群に効く授業。』とイックンさん。

岩下:

それでは、イックンさんにインタビューをしてみましょう。

—–

Q:ビブリオバトルへの参加は何回目ですか?
A:1回目

Q:この本を選んだきっかけは?
A:人付き合いに悩んでいた私に、答えを教えてくれた本だから。「相手と好きなことを共有することで、距離が一気に近くなるし、たまには趣味を満喫して、一人を楽しむことも重要だ」という言葉は、すごく気を楽にしてくれた。

Q:今回の勝因は何だと思いますか?
A:私の経験談も混ぜてプレゼンしたこと。この本の魅力を内容だけでなく、実際に影響を受けたエピソードを伝えたことで、より魅力を感じさせることができた。

Q:最後に一言どうぞ!
A:この本は、あまり本を読まなかった私に、読書の楽しさを教えてくれた本です。そこには、人付き合いに悩む人へのアドバイスが込められた、作者の熱意が入っています。ぜひ読んでみてください。

—–

岩下:

イックンさん、ありがとうございました。

これにて今年度のビブリオバトルはすべて終了です。
なんと今年度だけでのべ65冊の本が紹介されました!参加して下さったすべてのみなさんに改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にどうもありがとうございました。

来年度は4月以降に新入生を迎えてビブリオバトルを開催する予定です。在学生のみなさん、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

Bun-U:

また春になったらビブリオバトルでお会いしましょう!

 

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