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ラーニングコモンズのブログ

BB(ビブリオバトル)4月号

BBR(ビブリオバトルレポート) 2019年4月号

こんにちは。今回レポート作成を担当させていただく上條です。
本日、今年度になって初めてのビブリオバトルが開催されました。
今回のビブリオバトルはフリーテーマで実施され、3人のバトラーが各々のおすすめの本を持って集いました。

それでは、内容に入りましょう。
一番手は常連バトラーのわんこさん。久しぶりの出場です。
わんこさんが紹介するのはこちらのギャグ漫画です。↓


書籍名: 篠崎くんのメンテ事情
著者名: 鰤尾 みちる
出版社: KADOKAWA

「この本の主人公は首が取れます」という語り出しに、会場から「えっ!?」という声が上がりました。この作品の主人公である篠崎の暮らす世界では、人造人間ならぬ、人蔵人間が存在していて、ドラ〇もんの4次元ポケットのように中に物が入れられるようになっています。そして、主人公も体内に物が入れられるように、首が取れるそうです。
主人公の体内に入っているものはというと、機械。ある日、主人公を人蔵人間にした「魔法使い」の孫と名乗る人物が現れ、体内の機械のメンテナンスが必要だと告げられます。
テンポがよく、作品に引き込まれる魅力があると語るわんこさん。
ファンタジーな内容ですが、2巻目では人蔵人間にかかる税金に関してのお話が出てくるとのことで、フィクションなのに現実感があるのが面白いと話していました。
ちょうど本日、3巻が発売したばかりとのことで、買いたてほやほやの新刊を持って楽しそうに紹介されていました。

2番手はビブリオバトル初参加の山田さん。
山田さんが紹介するのはこちらの小説です↓


書籍名: 悪徳の栄え
著者名: マルキ・ド サド【著】/渋澤 龍彦【訳】
出版社: 河出書房新社

この本の著者であるマルキ・ド サドは「サディスティック」の語源となった人物とのことで、本書の内容も人が死に、悪行を働く者を中心に描かれています。山田さんも内容に関しては読むに堪えない程酷いものでここでは詳細は伝えられないと言っていました。
ではなぜ、この本を選んだのかと気になるところですが、山田さんはこの本をただの悪いものとして見るのは勿体ないと続けます。登場人物の心理描写は非常に細かく描かれており、悪徳の反対に位置する美徳の脆弱性を指摘し、最終的には破壊が正しいという考え方を少し納得させてしまうような不思議な力を持っています。日本の映画は似たり寄ったりのものが多い中で、書籍には本書のような尖った内容があって面白いとニヒルな笑みを浮かべる山田さんが印象的でした。

3番手、トリを務めさせていただくのは私、かみじょーです。
紹介するのはこちら↓


書籍名: 最速でおしゃれに見せる方法
著者名: MB
出版社: 扶桑社

みなさんはおしゃれの教科書があればいいなと感じた経験はありませんか?
数学の問題を解く時に、方程式を使わず一から定理を探す人はいません。
しかしながら、ファッションに関しては、先生から指導を受けたり、教科書を読んだりした経験がある人はいないと思います。
この本は、これまで誰も言葉にしてこなかった「おしゃれの理由」が詰まった、「おしゃれの教科書」なのです。
本書は基本的にはメンズファッションを写真やイラストを使いつつ、論理的に解説しているものですが、女性の方にもその論理の応用ができるので、男性・女性問わず、手に取って欲しい一冊となっています。


 


さて、投票のお時間です。
今回チャンプ本に選ばれたのは…
山田さんの『悪行の栄え』!!

…と
私、上條の『最速でおしゃれに見せる方法』の2冊でした。
まったく同じ票数で、同率一位という結果になりました。

優勝者コメントです。
山田:4年生で初めての参加でしたが、参加してよかったです。
上條:実はこの本、ラーニングコモンズに置いてあります。
自分がこの本を読んだ時には目から鱗の情報ばかりだったので、
気になった方は 是非手に取ってみてください。

次回のビブリオバトルは5月下旬です。
もし、興味はあるけれど、実際にバトラーとして参加するのはハードルが高いと感じる方は、まずは一度見に来てください。きっとバトラーが本の魅力を熱弁する様子に、自分の中に眠るプレゼン魂に火がつくはずです。自分の選ぶ特別な一冊を同じ大学で過ごす仲間と共有しませんか?