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綜合仏教研究所

【開催御礼】特別講座「曼荼羅の成立と発展」


綜合仏教研究所では、5月18日から5回にわたり、田中公明先生を講師にお迎えし、標記の講座を開催いたしました。

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以下、駒井信勝研究員の報告レポートです。
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綜合仏教研究所では、公益財団法人中村元東方研究所研究員・チベット文化研究会副会長の田中公明先生を講師にお迎えし、特別公開講座を開催いたしました。今回の特別公開講座の内容は、「曼荼羅の成立と発展」です。

 私たち日本人が、曼荼羅と聞いて思い浮かべるのは、おそらく金剛界曼荼羅と胎蔵曼荼羅ではないでしょうか?仏様が規則正しく、何らかの法則に基づいて配置された曼荼羅は、見る者を圧倒します。と同時に、その世界に引き込まれていくようにも感じられます。このような曼荼羅が、そもそもどのように成立したのか。そして、どのような過程を経て今の形になったのか。また、『大日経』に説かれる胎蔵曼荼羅、『金剛頂経』に説かれる金剛界曼荼羅が、その後インドではどのように発展していったのか。このような疑問に対するご講義をしていただきました。その内容は、以下の通りです。

 

 第1回 初期の曼荼羅−三尊形式から三部へ−

 第2回 胎蔵曼荼羅の成立

 第3回 金剛界曼荼羅−南天鉄塔の謎を解く−

 第4回 後期密教の曼荼羅−秘密集会タントラ−

 第5回 曼荼羅とコスモロジー−時輪タントラ−

 

 今回の講義では、田中先生の著書『両界曼荼羅の誕生』を教科書として用い、豊富なスライドと共に解説していただきました。先生が自ら現地に赴き撮影されたスライドのお陰で、受講者たちの理解もより深まっていたと思います。曼荼羅の専門家として、世界の第一線でご活躍されている先生より直接ご講義いただけたことは、本当に貴重な経験でした。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。


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ご来場いただいた皆様には、厚く御礼申し上げます。
なお、各回とも多くの方にご参加いただき、大教室を借用しての開催となりました。そのため、ご来場の皆様には、会場の変更に関するご案内が不行き届きとなり、ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

綜合仏教研究所事務局