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【大学の取り組み】「令和8年度データサミット(学内IR報告会)」を開催しました

2026年10月30日

本学では、大学教育の内部質保証の実質化をめざし、「学内外の必要な情報を収集・蓄積・分析・共有する」IRの取り組みを推進してきました。学内におけるIR文化をより一層醸成するため、データサミットの開催(毎年)や、IRデータに関するメールマガジンの配信(毎月)等を行っています。今回のデータサミットでは、全教職員を対象に、「入試・入学者に関する状況」「教学に関する状況(在学生の意識や満足度等)」「就職・卒業生に関する状況」の3つのテーマを中心としたIRデータについて報告し、121名が参加しました。

今回のデータサミットは、神達学長の開会の挨拶でスタートしました。

まず、報告1として、福島エンロールメント・マネジメント研究所長より「入試・入学者に関する状況」について報告がありました。全国的な大学入試動向として、2026年度入試では総合型選抜の志願者が大幅に増加していることや、文系学部への志願動向、全国大学の学部・学科等の再編の動きや2027年度以降の大学入試の展望について説明された後に、本学の入試状況について、志願者数の推移や入試区分別の特徴、歩留まり率、地域別の志願動向などが報告されました。特に、総合型選抜の志願者数が大きく増加していることや、年明入試の複数の区分でも志願者数が増加していることなどが示されました。また、基礎学力調査やPROGの結果を用いた入学者の特徴の分析に加え、2026年度新入生アンケートの結果について報告がありました。新入生アンケートでは、本学を知ったきっかけや受験を決定する際に重視したこと等の傾向が報告されました。これらの結果を踏まえ、入試区分ごとの志願者・入学者の特徴を把握し、今後の学生募集や入学前からの支援に活用していくことの重要性が示されました。この報告に対し、林田副学長より、総括的なコメントがありました。

次に、報告2として、「教学に関する状況」について、在学生を対象としたTSR総合調査の結果を中心に報告がありました。第11回TSR総合調査(2025年度実施)では、在学生の回答率が64.6%となり、前年度から約5.3ポイント上昇しました。また、大学生活に対する総合的な満足度についても上昇傾向が見られ、肯定的な回答の割合は過去最高となりました。大学生活に関する18項目の満足度では、14項目で肯定的な回答が50%を超え、全18項目で前回調査を上回りました。一方、「ブランド力や知名度」「部活動・サークル活動への支援」「留学制度や国際交流等」については、引き続き改善が求められる項目として示されました。また、本学で得られたものとして、「専門性の向上」「教養の広がり」「人間的な成長」「社会で生き抜く力」の全てにおいて肯定的な回答割合が大きく、大学での学びを通じた学生自身の成長実感の大きさが示されました。また、本学に対する信頼度や推奨度についても近年は上昇傾向にあり、教育活動や学生支援の取り組みが学生の評価に反映されていることが窺える結果となりました。この報告に対し、神達学長より、総括的なコメントがありました。

さらに、報告3として、「就職・卒業生に関する状況」について報告がありました。2026年3月卒業生の就職状況では、就職希望者に対する就職率が約97%となり、高い水準を維持していることが示されました。また、卒業生の進路分布や業種別・職種別の就職状況について、経年比較を通じた分析が紹介されました。企業等を対象としたアンケート調査結果からは、本学卒業生が企業の人材ニーズや期待に応えているとする肯定的な評価が前年度より上昇していることや、卒業生の業務上の能力に対する評価も過去6年度で最も高い水準となったことが報告されました。また、企業等が新卒採用時に重視する資質と本学卒業生に対する印象を比較した分析では、「専門知識」「幅広い教養」などについて肯定的な評価が見られた一方で、「リーダーシップや部下指導」「仕事全般への幅広い興味」「柔軟な対処」などでは、新卒採用時の重要度と本学卒業生に対する印象との間に差が見られ、今後の人材育成に向けた課題も示されました。加えて、日下田客員准教授より、「就職先の産業データにみる教育投資の利回りと大学生の子供を持つ世帯の家計構造」をテーマとした報告がありました。大学教育に必要な学納金や進学に伴う機会費用、卒業後に期待される賃金などを踏まえ、大学教育を経済的な投資として捉える視点が紹介されました。これらの報告に対して、高橋副学長より、総括的なコメントがありました。

最後に、林田副学長の閉会の挨拶で、今回のデータサミットを閉じました。

今回のデータサミットで報告された分析結果は、学生募集、教育課程の改善、学生支援、キャリア形成支援など、本学の教学マネジメントを検討する上で重要な基礎資料となるものです。本学では今後も、データサミットや日常的なIR活動を通じて、教職員間での情報共有とデータ活用を推進し、客観的な根拠に基づく教学マネジメントの充実を図ることで、内部質保証の実質化と教育・研究のさらなる発展につなげてまいります。

令和8年度データサミット(学内IR報告会)
日  時:2026年9月16日(水)13:00~14:30
開催形式:オンライン(Zoom)
対  象: 全教職員
参加者数: 121名
主  催: 教学IR推進部会
主な報告内容:

報告1 入試・入学者に関する状況
(報告者 福島真司エンロールメント・マネジメント研究所長)
– 全国大学の入試状況と2027年度以降の展望
– 本学の入試状況(入試レポート2026)
– 本学入学者の特徴(基礎学力調査・PROG)
– 新入生アンケート2026の分析結果
報告2 教学に関する状況
(報告者 福島真司エンロールメント・マネジメント研究所長)
– 第11回TSR総合調査(在学生対象)の結果
– 在学生の大学生活に対する総合的な満足度
– 大学生活に関する18項目の満足度
– 学生が大学で得られたと感じる能力や成長
– 本学に対する信頼度・推奨度
報告3 就職・卒業生に関する状況
(報告者 福島真司エンロールメント・マネジメント研究所長/日下田岳史客員准教授)
– 2026年3月卒業生の就職状況
– 業種別・職種別の就職状況の推移
– 就職活動・内定先に対する満足度
– TSR総合調査(企業等対象)の結果
– 企業ヒアリング調査の概要
– 大学教育への投資と家計構造に関する分析



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