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「学び」と「実践」を通じた人材育成

東洋史コース

☆○o。高校生に薦める東洋史理解のための書籍-その3-。o○☆

連日の雨となりました。

早くも梅雨入りとのことです。

 

「高校生に薦める東洋史理解のための書籍」第3回目は、

内陸アジア史がご専門の窪田新一先生のオススメ本です。

 

 

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東洋史推薦図書

東洋史コース准教授  窪田 新一

岡田 英弘『康煕帝の手紙』

(中央新書 1979年)

 

 著者岡田英弘は、近年岡田英弘著作集全8巻を刊行しています。読むべき著作集だと思います。加えて、この新書を大幅に増補した同名の書籍『康煕帝の手紙』を藤原書店から出版しています。

 康煕帝を世界の歴代皇帝の中でも、もっとも優秀な皇帝であるとし、その片鱗を満州語の手紙の中から読みとっています。

 

 大清帝国の基礎を築いたとされる康煕帝(1654-1722)への評価と、当時の東アジアを俯瞰した書籍です。3度にわたるモンゴル遠征の間、そのたびに北京の皇太子に送った、愛情あふれる満州語の手紙はすべて康煕帝の自筆です。

 これらの手紙を紹介しつつ、17世紀~18世紀にかけての東アジア、内陸アジア全体を見渡すアプローチは、手紙という史料から如何に大きな示唆が得られるか、という歴史を学ぶものにとって非常に刺激的なアプローチとなっています。著者は常に従来の中国史という枠にとらわれない-どちらかというと書き換えようという意図をもって歴史研究を我々に提示しようとしています。

 

 

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窪田先生、どうもありがとうございました。

内陸アジア史に興味のある方はぜひ、一度目を通してみてください。視野がどんどん広がっていくことと思います。

 

3人の先生に史料をもとにした書籍を紹介いただきました。専門的な点も幾つかあったかもしれませんね。

次はもう少し、読みやすい書籍を紹介していただきたいと思います。

 

「高校生へ薦める東洋史理解のための書籍」は少しお休みいたします。

またしばらくしてから再開をしますので、しばらくお待ち下さい。

 

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