学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

講義紹介 考古学実習A「オートレベル」の回:前編

 

 今回は春学期の授業を振り返りご紹介します!

 春学期某日、大正大学の敷地内では文化財・考古学コースの学生たちが班ごとに集まって「オートレベル」を囲み調整をしていました。
 タイトルにもあるこの「オートレベル」、実は概念の名前ではなく実在する測量器具のひとつです。

        

              (オートレベル本体)

 

 オートレベルは高さを計る機器であり、土地の現状調査などの現場で使用されますが、遺跡の調査でも使用されることがあります。

 レンズを覗いた先の対象場所に基準とするための定規が必要で、こちらは「スタッフ」と呼ばれており、オートレベルとスタッフは基本セットとなります。どちらか片方だけで測量が成り立つことはほぼありません。



        

     (アルミ製の「スタッフ」、伸縮自在で人の身長よりも高く簡単に伸ばせる)

 

 2年生から始まる考古学実習Aでは上記の通り、実際の現場で使われる道具の扱いを学ぶ授業です。

 

 今回はオートレベル2回目の実践授業、先生が設定した基準に従い測量を開始しました。道具自体の扱いや、測量基準と遺構を模した対象の高さを計るための適したポジション取りに慣れない場面があっても真剣に挑んでいる様子でした。

 

 

                            後編へ続く!

 

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