学部・大学院FACULTY TAISHO
文化財・考古学コース
【文化財・考古学コース】2025塚田ゼミ専門演習 大阪・奈良・京都を巡る合宿報告
私達塚田ゼミは、先生の専門が考古学なので、皆の卒論テーマも考古関係かとおもいきや、埋葬習俗研究・神楽研究・古楽器研究ありと、ジャンルも時代も様々な、女性4名・男性2名の個性溢れる、和気藹々としたゼミである。
1月27日(火)~29日(木)、塚田先生とゼミ生6名は、二泊三日で大阪・奈良・京都に所在する複数の博物館と考古遺跡を巡った。詳細はメンバーからの報告に譲るが、それぞれに学びの多いとても充実した訪問となった。予定したルート以外にも、奈良公園で鹿と戯れ、京都で先生の母校キャンパス巡りや市内散策など、古都の観光も堪能した。
二日目の夕食ではお酒をたしなみながら、ゼミ旅行の事はもちろん、メンバーの日常や先生の若かりし頃の思い出話で盛り上がった。有志で行ったカラオケでは、日頃おとなしくしているメンバーからは想像できないエネルギーが発せられるなど、それぞれの隠れた素顔も窺えた。メンバー全員が気持ちも新たに、更に熱のこもった研究活動に思いを馳せる、大変素晴らしいゼミ旅行となった。(H.N)

(太陽の塔で記念写真)
1日目。万博公園内にある太陽の塔と、国立民族学博物館を訪れた。
万博公園は、中心部からは少し離れた場所にある。かつて喧騒と熱気に包まれていた太陽の塔は今、穏やかな時が流れる広場の中で、静かに佇んでいる。しかし、その圧倒的な存在感は、半世紀の時を経てなお健在で、当時のエネルギーと感動が伝わってくるかのようである。
太陽の塔は2025年、重要文化財に指定された。この先も高度経済成長期の象徴として、日本中が活気に満ちていた頃の記憶を継承する役目を担い続けるのだろう。
太陽の塔を背に公園内を進むと、国立民族学博物館に到着した。中はまさに圧巻の一言。どこで何を見ても飽きることがない。
ここには世界各地から、さまざまなモノが集められている。間近で観察してみると、伝統的な工芸品の中に他国との共通点が見受けられたり、現代の生活の中で生まれたものに、その国特有の個性が表れていたりもする。外部と相互に作用し合う中で文化はさらに発展していくこと、そして、私たちが生きること自体が文化なのだと実感させられた。(N.I)

(国立民族学博物館のアステカの暦「太陽の石」)
万博公園は、自然を感じられるだけでなく、アスレチックやスポーツができる施設、博物館といった学べる施設等があり、学びと遊びの両方を楽しめる場所だと感じた。その中でも象徴的な太陽の塔は、テレビや写真で見るよりも実際に目の前にすると、その大きさと存在感に圧倒され、思わず立ち止まって見上げてしまった。
万博公園の中にある国立民族学博物館では、西アジア・アフリカ・オセアニア・ヨーロッパ・アメリカのエリアと、南アジア・東南アジア・音楽・言語のエリア、そして中央・北アジア、東アジア、朝鮮半島の文化、アイヌ文化、日本の文化といった幅広い文化を、三つのエリアで紹介していた。特に印象に残ったのは、東南アジアのエリアである。寺院の本堂をそのまま再現した展示空間と、乗り物や舞踊団の被り物の展示など、スケールの大きな展示が多く、館内を巡るうちに実際に現地を訪れているかのような感覚になった。(N.F)

(黒塚古墳展示館)
2日目 朝の冷たい空気の中、柳本古墳群から纒向遺跡の周辺を歩き始めた。空は曇りがかっていたが、澄んだ空気の中では景色がはっきりと感じられ、散策の一歩一歩が心地よい。道中、たまたま出会った地元のおじさんが気さくに話しかけてくれ、景色がよく見える場所まで案内してくれた。そこでは古墳のことや、眼下に広がる大和盆地について教えてくれた(実は天理市の観光ボランティアの方でした)。
少し小高い丘だと思った場所がすべて古墳であり、見回すといくつも古墳が見つかる。関東とは比較にならない古墳の密度だった。写真では寂しい印象を持っていた石塚古墳も、前にすると大きな堀や段があり、自分が立っている場所が古墳であることを強く再認識した。
本や写真で何度も見てきた場所でも、実際に歩き、風や地面の起伏を感じることで理解の深さがまるで違う。現地に立って初めてわかる感覚があることを、身をもって体感した散策だった。(Y.K)

(天理市のボランティアさんの説明を聞く。
右の森は渋谷向山古墳、盆地中央に耳成山[右]と畝傍山[左]が見える)
2日目のお昼は、橿原市内の餃子の王将で中華料理を食べた。全国チェーンではあるが、奈良で食べることはなかなか無いため、特別な感じがしてより美味しく感じられた。席は分かれてしまったものの、それぞれ和気藹々と食事を取っていた印象で、普段接点が少ないメンバーの仲が深まったと感じる。
昼食を済ませた後は、同市内にある奈良県立橿原考古学研究所附属博物館に向かった。附属博物館ということで研究所のすぐ近くにあり、旧石器時代から室町時代までの文化財が展示されていた。特に印象的だったのは、古墳時代の埴輪や副葬品である。埴輪に関しては、背丈の何倍もある大型円筒埴輪が並べられ、その大きさに圧倒された。他にも関西に多くみられる靫形埴輪など、関東では見られない多様な埴輪を鑑賞することができた。副葬品では、藤ノ木古墳から出土した金銅製の馬具や服飾品などが、煌びやかで派手な見た目をしていて印象に残った。そして、これらが国宝であるにも関わらず、ほとんど実物を展示していたことから、とても価値のある鑑賞となった。(M.S)

(橿原考古学研究所で記念写真)
3日目 京都大学総合博物館を見学し、鴨川の三角地帯を歩き、河原町今出川付近のステーキ店で昼食して、解散。(Y.T)

(京都大学総合博物館で久津川車塚古墳の石棺を見学)
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