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「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

文化って何だろう?

文化って何だろう?・・・・・・カルチュラルスタディーズコースで学ぶ者にとって、最もラディカル(根源的)な問いに、星川啓慈教授が答えます。

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   いろんな人が「文化とは~だ」と述べているけど、「文化」は漠然としていてよくわからない。

日本文化・アメリカ文化・フランス文化・スペイン文化などと、国の名前と「文化」という言葉をくっつければ、そういう文化もあるんだなぁ、という気もする。

しかし、国とは関係なく世界の研究者によって共有されている、自然科学も1つの文化だ。さらに、仏教やキリスト教も文化だよね。仏教文化とかキリスト教文化という言葉も、時々耳にするから。

まだまだ「文化」はある。食文化・伝統文化・若者文化…。アニメもマンガも文化。この原稿が載っている「ブログ」も文化。こう考えていくと、なんでも「文化」になる。考えれば考えるほど、「文化」ってわからかなくなるね。

話は変わるけど、文化や言葉が違うと世界の見え方も違ってくるんだ。虹の色は本当に七色だろうか? 五色の文化もあるし、三色の文化もある(らしい)。「おいしいもの」と「まずいもの」も、食文化が違うと違うんだ。

 

「文化とは何か?」と真面目に考え始めると、わからなくなるかもしれない。でも、何でもいいから、自分の興味の持てるところから、文化研究を始めればいい。実は、何でも文化だから、何でも文化研究になるんだ! ただ、どうやって自分の興味を深めていくか、どうやって研究していくか。これが思案のしどころだ。

幸い、カルチュラルスタディーズのコースは、「チュートリアル」といって、先生方がいろいろと個人的に相談にのってくれるから、先生とよく相談することだ。

 

僕は、「文化の基礎論」みたいなことを教えている。具体的にいうと、「言語」「時間」「空間」について教えている。違う先生(小林先生)は「意識」について教えている。言語・時間・空間・意識について、ちょっと勉強することで、文化の理解が深まると思う。どうしてかっていうと、文化が現われるのは、時間や空間や言葉や意識を介してだからだよ。でも、ひょっとしたら、文化が、時間の流れや、空間の捉え方や、言葉や意識の在り方に影響を与えるのかもしれない…。まあ、このあたりは、僕と一緒に授業でゆっくり考えよう。

 

最後に一言。いろんな文化がある。人間は誰でも、生きている間中、いろんな文化に関わりながら生きることになる。だから、文化について考えることは、けっきょく、自分について考えることかもしれないね。

                             星川啓慈

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