学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

理想の授業

大学には200人以上の学生がいっしょに受ける大規模な授業から、数人から十数人で議論をするゼミまで、さまざまなサイズの授業があります。また、教員が主として話をする講義、実践をとおして学びあうワークショップなど、スタイルも多様です。本年度の開講期も終わろうというころ、「異文化研究の発展」の授業のおしまいに、「みなさんにとって理想的な授業はどのようなものか、自由に書いてください」というアンケートを試みました。

もちろん授業の内容、カリキュラム上の位置づけなど、さまざまな要因によって授業の運営方法は変わってくるのですが、2年間大学で学んできた学生にとって、どのような授業のあり方がもっとも支持されているのか、どのような授業が望ましいのか、率直な意見を書いてもらいました。

多かった意見は次のようなものです。

★★★★★★

・授業の最初にはっきり目的を示す授業

・教員が魅力的、この教授についていこう、と思わせてくれる授業

・教員と学生がコミュニケーションできる授業

・発表の機会のある授業

・学生同士で討論のできる授業

・学生自身に疑問やテーマをもたせ、調べたり考えたりさせる授業

・参加型授業〔参加型過ぎるのも大変だけれども〕

★★★★★★

学生の回答から読み取れる理想の授業像をまとめると、「何を目指しているのか目的を明確に意識しながら、学生が積極的にディスカションに参加し、考えることのできる授業、発見したことや考察したこと発表できる授業」というのが学生の求める授業ということになるでしょうか。

大学は教えてもらうところではない、みずから学び取るところ、と繰り返してきた教員からすると、学生が抱いている理想の授業像はまさに教員の理想とする授業のかたちといえます。この教員と学生の双方が思い描く理想をどのように実現するか、それぞれの授業の中身、形態にあわせて、来年度の授業開講まで教員は知恵を絞ります。

学生のアンケートのなかに「理想の授業=教員の魅力的な笑顔」というのもありました。うむむ・・・これが一番の難問かも!笑顔.jpg

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