学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

7月29日模擬授業は『鋼の錬金術師』、午後は「学び場体験」

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7月29日のオープンキャンパスが近づいてきました。たくさんの受験生のご来場をお待ちしています。

カルチュラルスタディーズコースでは、午前中のコースセミナーに続いて、「『鋼の錬金術師』と命の夢」と題した模擬授業を予定しています。

『鋼の錬金術師』は海外でも人気のある作品、「クール・ジャパン」の代表的な作品の一つです。錬金術というエジプト、アラブ、ヨーロッパに広まった文化が日本で人気漫画の素材になる、というのも興味深いことです。文化は国境を軽々と越えていきます。図1.jpg

それなのに、『鋼の錬金術師』においては、「国家認定錬金術師」という資格があって、国家がオーソライズされています。錬金術が化学の可能性を切り拓いたのは近代国家の成立以前の時代、国家という概念ができあがるころには、錬金術は時代遅れの文化として否定されるのです。

図3.jpg漫画という自由なメディアは地域も時代も、すべてを混合してしまう力を持っています。今回の模擬授業では、漫画のハイブリッドなダイナミズムを肯定的に分析してみたいと思います。

前半はシャウマン先生が西洋の錬金術を文化史的にたどり、それがいまのアロマセラピーにつながることを確認します。後半は伊藤による『鋼の錬金術師』分析と話題提供のあと、参加者の皆さんからの意見も伺います。人気漫画を文化研究するとどのような議論が生まれるのか、ワークショップしましょう。

さて、午後は「学び場体験」。2年、3年の在学生が、それぞれのゼミを紹介し、カルチュラルスタディーズコースでどのような勉強をしているのかを説明します。実際にゼミが行われている研究室にご案内し、身近なテーマを立てていっしょに意見交換もします。カルチュラルスタディーズコースの学生になった気持ちで、「学び場」を体験してみてください。

お会いできるのを楽しみにしています。図4.jpg

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