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国際文化コース

【人文学科国際文化コース】 リレー国際体験記(6)伊藤淑子①+イギリスからのゲスト講師による特別授業

国際文化コースの専任の教員によるリレー国際体験記も回を重ねてまいりました。
今回は伊藤の担当です。

ふりかえってみれば、慣れない場所に行っては、たくさんの人の援助を受けて、多くの実り多い経験をすることができました。海外で身の危険を感じるような怖い思いをすることがなかったのも、健康を損なうようなことがなかったのも、奇跡的な幸運かもしれません。

「青年の船」で訪れたオーストラリアがはじめての海外体験、その後、アメリカの大学に滞在する機会を得て、寮生活を楽しみました。国際電話をしようと思えば、山ほど25セント硬貨を用意して、オペレータに頼まなければなりませんでした。そして通話中にたびたび故障しました。オペレータに、硬貨を入れたのに切れてしまった、硬貨ももどらない、と訴えると、「Kick」するように言われました。言われたとおり、レシーバーをガチャガチャ、公衆電話をたたいて、たたいて、たたいてみましたが、硬貨はもどりませんでした。チェックを送ると言われましたが。大学の私の住所には届きませんでした。それも懐かしい思い出です。このようにふりかえってみると、今度、アメリカ東部に行く機会があれば、足を延ばして訪ねてみたい気持ちになります。

最近は学会などで短い期間の海外出張ばかりですが、それでも海外で経験することは大きなインスピレーションになります。
新型コロナウィルスの対策方法も知られるようになりました。安全を第一に、ということは大前提ですが、ぜひ、在学生の皆さんにも、これから国際文化コースに進学を考えていらっしゃる受験生の方たちにも、グローバルに広い視点をもち、未来に向かう洞察力を培うために、海外にいっそう目を向け、実際に現地での体験をしてほしいと願っています。

海外で開催される学会では、新しい人との出会いがあります。
2016年に参加したChildren’s Lliterature Association の学会では、イギリスから来ていたキャサリン・バトラーさんと知りあうことができました。アニメーションや漫画も含めて、児童文学を研究し、日本とイギリスの比較研究をされているバトラーさんとは、その後も国際学会でご一緒させていただき、バトラーさんが日本にいらっしゃるときには、大正大学でも特別授業をしていただいています。

しばらく海外への渡航が困難な時期が続きましたが、ようやく、バトラーさんが日本に来ることがかない、先日、私たちの授業で「鏡の国としての日本」と題して、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を紐解きながら、明治期に日本を訪れたイギリス人の記した訪問記について話してくださいました。私たちが見知らぬものに出会うとき、どのように私たちの想像力が働くのか、わくわくする分析でした。



授業のあと、有志の学生といっしょにバトラーさんを遊園地に案内して、観覧車に乗りました。バトラーさんといっしょに楽しい国際交流のひとときを過ごしました。










教員や学生たちの国際体験をこれからもご紹介したいと思います。
どうか楽しみにしてください。

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