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「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

【人文学科国際文化コース】 リレー国際体験記(13)天木勇樹先生③

11月になりました。
国際文化コースでは、4年生たちが卒業論文の執筆に勤しんでいます。
1年生、2年生、3年生も、それぞれの目標を立てて、授業やサークルに、がんばっているところです。

国際文化コースの教員たちの国際体験記をリレーしてきました。
少し間が空いてしまいましたが、天木先生の3回目の記事をお届けします。

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海外
留学の相談を受けることがよくあります。多くの学生が共通して言う言葉に「留学に行ったら、日本人の友達は作りません!」「日本人のいない学校に留学したいです」があり、海外留学を経験した私からすると複雑な気持ちになることがあります。

海外留学のメリットの一つが、異なるバックグラウンドを持つ人たちとの交流を通じ、様々な考え方や価値観の違いを学ぶことができることだと思います。私の留学経験を振り返ると、海外に行ったからこそ、知り合うことができた日本人の人たちも沢山おり、同じカルチャーショックの経験や海外生活での悩みを共有することで、お互いに助け合うことができた経験もあります。

留学に行っても、毎日、日本語ばかり話していては、留学先の言語を習得することが難しくなりますが、長く海外に住んでいると、日本語が話したくなる時もあれば、日本食が恋しくなることも必ずあります。

これから留学を考えている皆さんには、国籍など気にせず、留学先で出会った全ての人たちとの交流の輪を広げてもらえたらと思っています。

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天木先生からのご自身の経験も踏まえての、アドヴァイスです。
海外で得るのが、ともにチャレンジをしている日本から来た人との強い絆、ということは、たしかにあります。
その絆をもとに、さらに勇気をもって、未知のことに取り組むこともできるものです。

オープン・マインドで、「留学先で出会った全ての人たちとの交流の輪を広げる」、とても重要なことであると思います。
出会いから思わぬ可能性が広がり、新たな経験や関係が展開していくことをぜひ楽しんでください。

                                 人文学科国際文化コース


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