学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間科学科

授業紹介09:身体活動の科学

「身体活動の科学」は半年ほど前に授業紹介08で取り上げた「身体科学の基礎」(1年次秋学期開講)に関連する科目で、専門部門の「人間発達科目(A群)」に分類されています。2年生の春学期に開講されていますの「身体科学の基礎」⇒「身体活動の科学」という流れで受講している人がほとんどです。

さて授業内容の詳細はT-Poからシラバスがのぞけますのでここではあらましをお知らせします。私たちのからだは適切な運動を行うことでその能力を向上させることができます。しかし使い過ぎると発達が損なわれたり、使わなければその働きが低下したりします。そのようなからだの問題に運動(身体活動)がどのようにかかわっているかを主に学びます。

運動というとスポーツやアスリートを対象としているように感じると思いますが、一般の人の生活も重要なテーマとして取り扱います。日常的に繰り返される食事や睡眠など健康にかかわることを考えていくこともとても大切な問題です。普段運動をしていない人が階段をのぼったら心拍数(脈拍数)はどれくらい上がるのか、大学生の睡眠時間、食事などの日常生活はどのようになっているか、ということは比較的簡単に確認することができます。ですので自分の状況がどうなっているかを確認するために課題として各自に記録をとってもらっています。また恥ずかしながら私が数年間継続的にとっている体重の変化についてグラフを見てもらうこともあります。

人間がよりよく生きていくためには様々な知識を持つことが大切なことだと思いますが、からだに関する知識は健康的な生活を営むために直接的にかかわってくるものです。できるだけ新しい情報を提供できるようにしていきたいと考えて授業を行っています。

(文責 内田)

GO TOP