学部・大学院FACULTY TAISHO
CATEGORY
人間科学科
「心理学実験基礎演習Ⅱ」で鏡映描写課題の実験を行いました(2026.10.22)
人間科学科の基礎演習科目には「心理学実験基礎演習Ⅰ・Ⅱ」があります。これらの科目は,心理学の実験や調査を実際に体験しながら学ぶことができます。
心理学の他の科目と特に違っているのは,実験の参加者になるだけでなく,自らが実験者となり,実験の実施,データの計測,統計的分析,レポートの執筆までを行うことです。
これらを一連のプロセスとして通して体験することによって,心理学の研究がどのように行われるのかを実感をもって学び,その後の専門演習や卒業論文での活動に結びつけることが期待されます。
今回は,心理学実験の中でも定番のメニューと言える,鏡映描写課題を行いました(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/90/1/90_90.18202/_article/-char/ja/)。
鏡映描写課題では,自分の手元は見えない状態で鏡に映った像だけを見て図形の縁取りをなぞっていきます。
絵面的には簡単そうに見えますが,実際にやってみると「驚くほどできない!」とほとんどの人が感じると思います。
そのできなさ加減を体験したい方はぜひこの授業に参加してみてください。

もちろん,ただ難しい課題を行わせて困らせたいわけではありません。
なぜこんなに難しいのかということから,ふだん何気なく行っている視覚情報に合わせての運動(知覚運動協応といいます)が生まれつきのものではなく,いかに後天的な学習によっているかを体感してほしいのです。
さらに,練習を通しての変化,実験条件による違いにも注目してほしいのです。
ちょっとした驚きからも科学的な問いに結びつけることでさまざまな学びを得られます。
文責:井関
