学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

課外ゼミの城跡巡検

日本史コースの2年生で授業外の研究会を行っており、

7月23日に茨城県の城跡の巡検に行ってきました。

 

最初に東茨城郡茨城町の小幡城跡に行きました。

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この城は、雑草や木が生い茂っていますが、

戦国時代の城の構造をそのまま残した貴重な城跡です。

 

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郭の間の堀が道として使われ、堀に入った敵を襲撃できる構造になっています。

そのため、迷路のように堀底の道は入り組んでいます。

夏は、蜘蛛など様々な害虫や蛇が出ますから、見学は注意が必要です。

 

小幡城を見た後、石岡市(旧八郷町)の片野城を見学しました。

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この城は、岩槻城を追われた太田資正(道誉)が亡くなった城です。

 

次につくば市の小田城を見学しました。

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日本史の研究には、石造物も重要な史料です。

写真は、戦国時代の天文十二(1543)年の年記のある板碑を見ています。

傍には、鎌倉時代の建長五(1253)年の年記のある結界石もありました。

 

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小田城は、国指定史跡に指定されて、整備が進められています。

整備されていない小幡城との違いには、驚かされました。

 

研究会では、普段は史料を読んでいますが、

秋学期にも巡検に出かけたいと思っています。

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